Appleが、iPhoneのようなモバイルデバイスにおいてディスプレイに触れることで指紋認証を可能とする特許を取得しました。
今回取得した特許は、光学式指紋認証センサーと温度補正機構を組み合わせるものです。
画面下埋込み型Touch IDの採用はないと予想されているが
iPhoneへの画面下埋込み型Touch ID(画面内Touch ID)の搭載は以前から実現が期待されており、関連特許が複数出願されていますが未だ実現していません。
最近話題に上がるのは画面下埋込み型Face IDのみで、画面下埋込み型Touch IDが搭載されることはないとの予想が大勢になっています。
指紋認証の精度向上と高速化を実現か
そうした状況の中、Appleが米国特許商標庁(USPTO)において現地時間2023年4月25日に、光学式指紋認証機構の特許を取得したことが明らかになりました。
光学式センサーを用いた画面下指紋認証機構に関する特許はこれまでにも出願されていましたが、今回取得した特許の特徴はそれに温度補正機構を組み合わせている点です。
温度補正は指紋認証領域の各画素単位で行うことが想定されているようで、実現した場合は体温をもとにして「指が触れている領域」と「指が触れていない領域」を区別できることで、指紋認証精度の向上と検知速度の高速化が実現すると期待されます。
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:Apple Hub/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-534065/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania