高速なブロックチェーンプラットフォーム「Solana」の開発を支援するThe Solana Foundation(以下、Solana Foundation)は、ブロックチェーンのパフォーマンス問題などを解決するための状態圧縮技術を発表しました。
同技術によりNFTを圧縮し、大規模でNFTを発行する時に最大で99.9%のコストカットを実現します。
ブロックチェーンのスケーラビリティとパフォーマンスを向上
特に大規模NFTコレクション発行・配布時のコストは非常に高く、プロジェクト規模のボトルネックとなっていました。そんな中、開発されたのが状態圧縮技術です。
状態圧縮技術はどんなデータにも適用可能で、Solanaブロックチェーン全体のスケーラビリティとパフォーマンスを向上させます。
NFT取引に関するガス費用を削減し、オンチェーンストレージの使用量を最小限に抑えます。同技術によりデータが圧縮されることで、取引のスピードが大幅に向上し、ストレージと帯域幅の使用量が削減されます。
ブロックチェーンゲームの効率化にも貢献
NFTの取引には、ブロックチェーンネットワークの手数料が必要であり、取引の数が多くなるほど、手数料が高くなります。これが、小額のアイテムを大量に取引する可能性のあるBCGにとっては、課題となる場合があります。
状態圧縮技術を使用することで、取引にかかる手数料が削減され、より多くの人がBCGに参加できるようになるでしょう。
Solanaについて
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000105962.html
(文・S.Inosita)
- Original:https://techable.jp/archives/205048
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:井上智文