watchOS10は、Apple Watch発売以来最大級のアップデートになるとし、搭載される新機能や改良点に関して入手した情報を、Bloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレター「Power On」で詳しく説明しています。
watchOS10が新機能の導入も、Apple Watch本体の大幅変更は無し?
ガーマン記者によれば、watchOS10の新機能は、ウィジェットのような新機能の導入による、情報へのアクセス性の向上になるとのことです。
なお、Apple Watch本体は2022年モデル(Apple Watch Series 8など)とほとんど変わることはないと同記者は予想しています。
watchOS10の目玉はウィジェットのような新機能の搭載
watchOS10に実装される新しいウィジェットは、グランスとiOS14で導入されたウィジェットを組み合わせたものになるようです。
これにより、アクティビティ、天気、株価、カレンダーなどをウィジェットとして表示させることで、ユーザーはアプリを立ち上げることなく確認できるようになると、同記者は述べています。
本機能はSiri文字盤に似た印象を受けますが、どの文字盤でも使用可能であり、iOSやiPadOSで複数のウィジェットを一つにまとめる機能「スマートスタック」のようなものとガーマン記者は説明しています。
この新機能を活かすため、AppleはApple Watchの操作体系の変更も検討しているようで、watchOS10ではデジタルクラウンを押した際にホーム画面ではなくウィジェットが表示されるようになる可能性もあるとのことです。
Apple Watch Ultra専用文字盤や新しいヘルスケア機能は?
ガーマン記者はまた、watchOS向けのサードパーティ製アプリはiOS向けと比べて大幅に少ないとし、それを立て直すためにもwatchOS10ではユーザーがApple Watchに求めている「様々な情報へ容易に素早くアクセスできること」を実現することをAppleは計画していると伝えています。
そうした点からも、ウィジェットの導入を伴うwatchOS10のユーザーインターフェース変更は広い範囲に及ぶことから、これを標準の設定とはせずオプション扱いにすることも考えられるようです。
同記者は愛用中のApple Watch Ultraについて、ディスプレイサイズの大きさを現行の文字盤やアプリは活かしきっていないとし、この点での改良にも期待を示しています。
ユーザーからの要望の多いヘルスケア機能の1つである血圧測定機構のApple Watchへの搭載についてガーマン記者は、早くても2025年と予想しています。
Source:Power On
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-534811/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania