調査会社Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)が、2020年12月〜2023年3月までの、3カ月ごとのiPhoneの平均売価を報告しました。
CIRPの調査開始以来、iPhoneの平均売価は上がり続けており、iPhone15シリーズ発売により1,000ドル(約135,000円)を超える可能性があります。
新型登場のたびに上昇するiPhoneの平均売価
CIRPの調査では、2020年12月期のiPhoneの平均売価は873ドル(約118,000円)でした。
これが1年後の2021年12月期には949ドル(約128,000円)に上昇しています。
iPhone14シリーズが発売された後の2022年12月期には前年同期のような平均売価の上昇はみられませんが、2023年3月期は2021年と2022年の同期のような落ち込みもなく、期を追う毎に平均売価が上昇し、988ドル(約134,000円)に達しています。
この理由についてCIRPは、iPhone14シリーズではminiモデルが廃止され、最安モデルがiPhone14になり、大画面モデルのiPhone14 Plusが追加されたことで平均売価が上がったと説明しています。
また、2022年12月期から2023年3月期にかけて平均売価が上がり続けているのは、2022年11月に発生した供給問題により多数の受注残を抱えていたiPhone14 Proシリーズの供給数が潤沢になったことに伴うと考えられます。
Proシリーズへの人気集中はiPhone15シリーズで収まる?
iPhone14シリーズでは、iPhone14およびiPhone14 PlusとiPhone14 ProおよびiPhone14 Pro Maxの機能差が大きすぎて、Proシリーズに人気が集中している模様です。
価格が高いProシリーズの販売比率が増えたことも、平均売価の上昇に関連していると思われます。
iPhone15シリーズでは、iPhone15とiPhone15 PlusにもDynamic Islandが搭載され、現行モデルほどの差別化はなされないと期待されていますが、iPhone15 ProおよびiPhone15 Pro Maxは値上げされるとの噂もあり、そうなった場合は更に平均売価が上がることが予想されます。
Source:CIRP via 9to5Mac
Photo:Apple Hub/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-535667/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania