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大河ドラマへの導入実績も。自然な合成映像をリアルタイムに作るLEDディスプレイ・システム

ヒビノ株式会社(以下・ヒビノ)は、大型のバーチャルプロダクション撮影に特化したLEDディスプレイ・システム「Ruby2.6F」のレンタルを開始しました。

「Ruby2.6F」とは

「Ruby2.6F」は、極めて反射の少ないマットな表面と優れた色再現能力で、高品質なバーチャルプロダクションを実現するROE Visual製ハイエンドLEDディスプレイ・システムです。

ヒビノは、同システムを世界に先駆けて導入し、現在放送されている大河ドラマ『どうする家康』(NHK)の撮影より運用を開始しています。

今後、同社はクリエイターの創造性と映像表現の自由度を高め、環境負荷の低減に資するバーチャルプロダクション「インカメラVFX」の活用を推進することで、映像制作業界のさまざまな課題解決に貢献するとのことです。

バーチャルプロダクション「インカメラVFX」とは

バーチャルプロダクションとは、LEDディスプレイ・システムを使用して撮影する技術です。CGの仮想空間や実写の映像をLEDディスプレイに映し、その前の被写体と合わせて撮ることで、自然な合成映像をリアルタイムで作成します。

最新のバーチャルプロダクション技術である「インカメラVFX」では、位置センサーを備えたカメラの動きに3DCGを連動させ、映像をリアルタイムで変化させることにより、リアルな奥行き表現を持つ合成映像を撮影することができます。

場所や天候に縛られずに撮影できる

インカメラVFXは、高い合成品質による自然な映像表現や、場所や天候、時間の制約を受けない撮影が可能です。

また、エキストラの削減やポストプロダクション編集の負荷軽減、大規模なスタジオセットをLEDディスプレイに置き換えることによる廃棄資材の削減などの特徴があります。

よりリアルな映像を低い負荷で実現する、映像制作業界の課題を解決する新しい映像制作ワークフローとして、CM、ミュージックビデオ、テレビ番組などでの導入が広がっています。

大河ドラマ『どうする家康』における導入実績

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『どうする家康』は、戦国時代の景色を変えるためにバーチャルプロダクションを取り入れ、時代劇の映像表現を革新した作品です。ヒビノはバーチャルプロダクション企業として、本作の撮影に最適なシステムを企画し、レンタルおよびオペレーションを担当しています。

本作では、従来の大河ドラマでオープンセットや野原、森林などを使ってロケーション撮影されていたシーンをスタジオで撮影。バーチャルプロダクションを活用することで、各国の文化の違いや変化、空や城下町の空気感をドラマチックに表現することが可能になりました。

今後、ヒビノは新しいカメラトラッキング・システムを組み込んだインカメラVFXの検証を進めていくとのことです。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000083048.html

(文・杉本 旭)

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