Appleは、macOS 14.0が動作する次期MacBook Proのプロトタイプを用いてM3およびM3 Proを開発していると、Bloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレター「Power On」で伝えています。
テスト中のM3 Proは、12コアCPUと18コアGPUを搭載し、メモリ容量は36GBで構成されていると、ガーマン記者は述べています。
ガーマン記者の予想では、AppleはM3シリーズ(M3、M3 Pro、M3 Maxなど)を搭載するiMac、ハイエンドとローエンドのMacBook ProおよびMacBook Airを開発しており、2023年末から2024年初頭に最初のモデルが発売されるようです。
M3 Proの改良点は?
ガーマン記者によれば、標準構成のM3 Proの12コアCPUは、6つの高性能コアと6つの高効率コアで構成されているとのことですので、M2 Proと比べて高効率コアが2つ増えることになります。
また、GPUコア数は、M2 Proの標準構成が16コアなのに対しM3 Proでは18コアと、2コア増加する模様です。
M2 Proを搭載するMacBook Proの最小メモリは16GB、カスタマイズで32GBが選択できます。
テスト中のM3 Proが36GBのメモリを搭載しているのであれば、最小メモリ容量およびカスタマイズで選択できるメモリ容量がM2 Proよりも増加すると思われます。
M3 MaxとM3 Ultraの標準構成はどうなる
M2 ProからM3 Proへの改良点から考えると、M3 MaxとM3 Ultraは下記の構成になると、ガーマン記者は予想しています。
- M3 Max:CPU:14コア / GPU:40コア以上
- M3 Ultra:CPU:28コア / GPU:80コア以上
M3シリーズはTSMCの3ナノメートル(nm)プロセスで製造される見通しで、搭載するCPUコアとGPUコア、メモリを増やしても、ダイサイズや消費電力の増加を抑えることができると考えられています。
TSMCの3nmプロセス、Appleのみが製造委託と噂
Appleは、M3を次期iPad Proと次期iPad Airにも搭載するとの噂があります。
TSMCの3nmプロセスは製造コストが高いことから、しばらくはAppleシリコンのみを製造するとみられています。
それが事実であれば、歩留まり率が多少低くてもAppleは必要な数を確保できると思われますので、M3シリーズ搭載製品を一気にラインナップすることも可能になりそうです。
Source:Power On
Photo:Apple(米国)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania