IEOは、「Initial Exchange Offering」の略称で、暗号資産の発行体(企業)が自らトークンセールスを実施するのではなく、暗号資産交換業者(取引所)を介してトークンを販売する資金調達方法。
金融庁の監督下にある暗号資産交換業者が、発行する暗号資産の安全性や資金使途となるプロジェクトの健全性などについて審査を行うため、信頼性の高い資金調達方法として注目されています。
今回、弁護士法人GVA法律事務所(以下、GVA法律事務所)は、企業による暗号資産の新規販売(IEO)事業をサポートする「IEOサポートプラン」の提供を開始しました。
同プランにより、企業はWeb3ビジネスに精通した弁護士による法務面のバックアップを受けつつ、IEOを実施することができます。
ホワイトペーパーや意見書の作成などをサポート
「IEOサポートプラン」では、Web3チームに所属する弁護士(2名以上)で構成されるサポートチームが、週1回の定例オンラインミーティングを開催。IEOに必要なホワイトペーパーや、その他のあらゆる法律文書の作成、暗号資産交換業などの審査機関からの照会事項の回答支援を行います。
そのほか、暗号資産交換業者/JVCEA/金融庁との打合せへの同席対応、資金使途となるWeb3事業設計の法律相談対応なども実施します。
サポートプランの支払いは原則固定制で、IEOに必要な法務予算に見通しをつけることが可能とのこと。プロジェクトが中止となる可能性も考慮し、着⼿・成功報酬型の料⾦体系を採用しているそうです。
無料のオンラインセミナーを実施予定
熊谷直弥弁護士が、オンライン会議プラットフォーム「Zoom」上で、IEOを検討中のWeb3事業者にIEOに関する法規制を概説し、IEO実施のメリットとその具体的な方法などを解説します。
開催期間は2023年5月23日 (火) 12:00から12:45まで。参加費は無料ですが、事前に参加申し込みを行う必要があります。
GVA法律事務所について
同事務所の「Web3チーム」は、暗号資産領域で「ICO」(新規暗号資産の公開による資金調達方法)が盛んに行われていた時期から活動を行っています。2021年7月には、IEOの国内1号案件の法務サポートを発行体側として一部担当。また、NFTやセキュリティトークン関連の法務サポートも数多く対応しています。
IEOを含む、Web3事業への進出を検討する企業にとって、「IEOサポートプラン」は要注目のサービスと言えそうです。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000014420.html
公式サイト:https://gvalaw.jp/
IEOサポートプラン:https://gvalaw.jp/advisory/ieo
(文・S.Inosita)
- Original:https://techable.jp/archives/206361
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:井上智文