【最旬!バイクライフ】
大きな車体に大排気量エンジン、輸入車は憧れの存在として我々を魅了し続けてきたが、昨今はその状況が変化しつつあり、扱いやすいボディ&パワーのモデルも増えているという。ただしトガった個性は不変であり、放つオーラもまた然り!
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「排気量は大きい方がいい」なんてのはもう昔の話。
ここで紹介しているバイクを見れば分かるとおり、国産勢が得意とするカテゴリーに、手の出しやすいエントリーモデルを続々とリリースしてきている。
「使い切れないビッグパワーより、扱いやすい出力特性や軽い車体がいい」と評価基準に多様性が出てきたことで、憧れの存在だった輸入車も大きさ・価格面で日本車と同じように比較しつつ選べるようになったのだ!
創業120周年のハーレーダビッドソンは、次世代を担うレボリューションマックス975Tエンジンを心臓部にしたナイトスタースペシャルをリリース。ロングセラーとなったスポーツスターの後継で、メーターディスプレイにスマホのナビアプリを表示させ、ヘッドセットで音楽も聴けるなど先進技術も満載。カジュアルな装いも相まって、若者たちを魅了している。
図らずもBMWも創業100周年の節目で、1901年にバイクの生産を始めたロイヤルエンフィールドやインディアンモーターサイクルといった名門ブランドもニューモデルラッシュ。
いずれも伝統を守るだけでなく、現代の最新技術と新しさに満ち溢れたスタイルで、日本車が得意としてきたセグメントに参入しにきているぞ。
1. もう憧れだけで終わらせない!!
Harley-Davidson
「NIGHTSTER SPECIAL」(237万3800円)
デジタルメーターはスマホ用アプリと連携し、GPSナビとして機能。ヘッドセットで音楽を聴いたり、音声認識にも対応します
空冷スポーツスターをオマージュしたデザインは、タンクを模したエアクリーナーボックスカバーや70年代レインボーカラーを彷彿とさせるエンブレム、ツインショックのリヤサス、フェンダーに立てたライセンスプレートなどに見られる。975ccのエンジンは伝統のVツインだが、水冷化された。
2. 大胆で遊び心に溢れ、他の誰とも異なる自分だけのベスパ
Vespa
「PRIMABERA COLOR VIBE 150」(60万5000円)
原2スクーターはブームと言われるほどの人気ですが、人とは違うチョイスで差をつけちゃいましょう!
松田優作が『探偵物語』で、オードリー・ヘプバーンが『ローマの休日』で乗り、存在感を際立たせたペスパ。最新式もまた前輪を片持ちにするスタイリッシュなデザインで、その個性的なフォルムは時代を超越している。プリマベーラ・カラーバイブは大胆な色づかいで一味異なる印象。
3. 見るからにすばしっこい即戦力ルーキー
KTM
「KTM790 DUKE」(119万円)
「890 DUKE」があるものの790の復活。ミドルクラスへの人気の高まりを感じずにはいられません!!
オーストリアのKTM。ポリシーは「READY TO RACE」で、手に入れた瞬間からレース参戦のできる高いパフォーマンスを謳っており、ネイキッドスポーツのデュークシリーズは切れ味鋭い走りがウリ。105PSを発揮する並列2気筒を心臓部とする「790 DUKE」がラインナップに戻ってきた!
4. 現代的なロードスターに仕立てられた
Royal Enfield
「HUNTER 350」(65万7800円〜)
ライドモードなど電子制御はなく、アナログなバイクを求める人にオススメ! いつの時代も単気筒は人気です!
イギリスで誕生し、現在はインド資本下のロイヤルエンフィールド。排気量349ccの空冷単気筒エンジンを搭載するレトロ風モデルは、クラシックやメテオに続く第3弾で、ハンター350は軽快なハンドリングを生み出す前後17インチの足まわりを持ち、走りがより俊敏だ。
5. 力強いパワーに滑らかで静かな走り
BMW
「BMWR1250R」(171万3000円〜)
パワフルでありつつ味わい深いボクサーツイン。新型では燃費重視で距離が稼げるECOモードも搭載しました
Rのつくモデルの心臓部は、進化と熟成を繰り返す伝統のボクサーツイン。R1250Rは回転数に応じてバルブの開閉タイミングとリフト量を切り換え、混合気の充填効率を向上させる可変バルブタイミング機構を先代から採用するが、新型はトラクションコントロールなど電子制御を進化させた。
6. トリプルエンジン搭載のストリートファイター
Triumph
「STREET TRIPLE 765」(119万5000円〜)
スタイリングが洗練され、アグレッシブさを強調するとともに電子制御も最新式に進化しました
排気量765ccの3気筒エンジンはロードレース世界選手権Moto2全チームに供給されるパワーユニットに由来するもので、全世界765台限定のMOTO2 EDITIONはチューニングが施され、レーシングマシン顔負けの130PSを発揮。サーキット向けのライドモードも持つ。
7. その手があったか!? 圧倒的な軽さ&パワーを獲得!!
GASGAS
「SM 700」(161万円〜)
ビッグバイクの鬼パワーをオフ車由来の軽快な車体で味わう“裏ワザ”は、やみつきになる楽しさです!
トライアルで世界タイトルを何度も獲得してきたオフロードの名門「ガスガス」が、ビッグモタードをリリース。フロント21/リヤ18インチのスポークホイールにブロックタイヤを履くES700をベースに、前後17インチ化し、前後サスもアスファルト走行に適したWP製APEXにチェンジしている。
8. 伝統のダートラスタイルにモダンなメカニズムが融合
Indian
「FTR Sport」(278万8000円〜)
タッチ画面でライドモードやウイリー緩和システムなど先進的な電子制御を設定でき、安全かつスポーティ!
ファクトリーマシンのFTR750が、アメリカで人気のフラットトラックレースで大活躍。市販版がトレリスフレームに水冷DOHC4バルブVツインを積むFTR1200で、スポーツはその名が示すとおりレーシーなゼッケンプレートやシートカウル、チンスポイラーなどで戦闘力を猛アピール!
※2023年4月6日発売「GoodsPress」5月号98-99ページの記事をもとに構成しています
<文/青木タカオ>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/528781/
- Source:&GP
- Author:&GP