Appleは現在、ChatGPTなどのジェネレーティブAIの専門家を求める求人広告を少なくとも12件掲載している、とTechCrunchが報じています。一連の求人広告の最初のものは4月27日に掲載が開始されたとのことです。
Appleを取り巻くジェネレーティブAIの情報は錯綜
今月始めに行われたAppleの第2四半期(1月〜3月期)決算説明会で、同社のティム・クック最高経営責任者(CEO)は、AppleはジェネレーティブAIの分野で何を行っているのかという質問に対して具体的な回答を避けましたが、否定もしませんでした。クックCEOは、ChatGPTなどを含むジェネレーティブAIは「非常に興味深い」と述べました。
その一方、もしAppleがジェネレーティブAIを使用する場合、「慎重かつ思慮深い」アプローチを取るだろう、ともクックCEOは述べています。その言葉を裏付けるように、Appleは一部の従業員に対して、専有情報などの漏洩の懸念から、外部のジェネレーティブAIの使用を制限し始めたと報じられました。
ChatGPTのiOSアプリもリリース
開発元OpenAIは、ChatGPTのiOSアプリのリリースにもこぎつけたばかりですが、Appleが独自のジェネレーティブAI製品開発に取り組んでいるとの噂もあります。
ジェネレーティブAIの人材の雇用することで、サードパーティー製アプリの自社エコシステムへの統合と自社製AI開発のいずれかもしくは両方に貢献することになる、とTechCrunchは述べています。
AppleがジェネレーティブAIを開発する場合、デバイス上での処理とプライバシーに焦点を当てるなど、独自のアプローチを持ち込もうとする可能性が高い、とも指摘されています。
現地時間6月5日開催の世界開発者会議(WWDC)でジェネレーティブAIの分野で何かしらの発表があるかどうかに注目が集まっています。
Source:TechCrunch
Photo:Apple
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania