米国特許商標庁(USPTO)が現地時間2023年5月18日、Appleが出願した「巻き取り式ディスプレイを搭載する電子機器」と題する特許を公開しました。
Appleは将来的にディスプレイを自社で製造することを計画していると、Nikkei Asiaが報じていました。
ディスプレイの種別は有機ELに限らないと記述
「巻き取り式ディスプレイを搭載する電子機器」の特許内の図表1には、ディスプレイ(24)は横方向(54)に引き出すことができると記されています。
下記図表15と16は、巻き取り式ディスプレイ(14)を引き出して展開する様子で、あくまでもディスプレイの面積が拡がることを説明するのを目的としているためか、図表1のデバイスとアスペクト比が異なっています。
下記図表17では、展開前のディスプレイがどのように収納されている(巻き取られている)かが説明されています。
ディスプレイ(14)の種別は有機ELディスプレイやその他のディスプレイでも良いとされており、デバイス内部のシャフト(80)に巻き取られたディスプレイ端には、収納用のスプリング(82)が装着されるようです。
折りたたみディスプレイの次は巻き取り式ディスプレイ?
巻き取り式ディスプレイの開発では、Samsung DisplayやLG Displayが先行しています。
Appleは将来的にマイクロLEDディスプレイを自社で製造することを計画、基板をLG Displayが供給すると噂されています。
LG Displayは、かなり柔軟性の高いマイクロLEDディスプレイを参考展示していましたので、巻き取り式ディスプレイにも転用可能と思われます。
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:
Multi Tech Media/YouTube
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-538096/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania