AI音声プラットフォーム「CoeFont」を提供する株式会社CoeFontは、病気で声を失う可能性のある人を対象に無償で提供するサービス「Life Supportプラン」の提供範囲を拡大します。
今回の無償サービスの提供範囲の拡大により、発声に関わる悩みを抱えるより多くの人へ届くサービスになることが期待できそうです。
CoeFontとは
アナウンサーや声優、著名人など5,000種類以上の豊富なバリエーションのAI音声が収録されており、英語や中国語のテキストを音声化することも可能。
病気で声を失う可能性のある人を対象にサービスを無償で提供する「LifeSupportプラン」では、利用登録をするだけで自身のAI音声を作成することができます。
吃音症などの発声に悩みを抱える人へ無償提供開始
「吃音症や場面緘黙(かんもく)症など、人前で声を発することへの悩みがある人たちへも適用範囲を広げられないか」という利用者からの声を受け、今回の無償プランの提供範囲の拡大に至ったそう。
適用範囲が従来の「声を失う可能性のある人」から、「発声に悩む人」へと拡大され、以下のような症例を抱える人が適用対象となりました。
<適用範囲となる症例>
●喉頭癌などによる喉頭摘出手術で声を失う可能性のある人
●ALSで発声が困難になる可能性のある人
●下記の疾患などで、発声に悩みを抱える人
・吃音症
・場面緘黙症
・発声障害(痙攣性発声障害、機能性発声障害)
・音声障害
・トゥレット症
・失語症
本サービスは、慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室の富里周太氏の協力・監修のもと、発声に悩みを持つ人に対して、最適な形でサービスを提供することを目指していくそうです。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000078329.html
「CoeFont」公式サイト:https://coefont.cloud/
(文・Sada Yuka)
- Original:https://techable.jp/archives/207290
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:佐田優佳