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意外と知られていない?iCloudとApple IDの規約とは

iCloud+
 
先日Googleが、2023年後半より、少なくとも2年間アクセスがなかった場合、Googleアカウントおよび関連コンテンツ(Gmail、Doc、カレンダーなど)を削除すると発表、ちょっとした注目を集めました。
 
調べてみたところ、AppleのiCloudそしてApple IDにも、1年間アクセスがなかった場合削除するなど、いくつかの規約があることがわかりました。
 
筆者が知らなかったものもあったので、以下にまとめてみました。

1年アクセスしないと削除

iCloudを1年以上使わずに放置すると、アカウントが削除される場合があります。
 
AppleはiCloudの規約において、アカウントが1年間にわたって使用されていない場合には、アカウントに関連づけられたメールアドレスを通じて30日前の通知をすることにより、アカウントを終了する場合があると記しています。
 
たとえば複数のApple IDを設定、iCloudアカウントも複数所持しているものの、そのうちのいくつかを使用せずに1年以上放置すると、削除されるということになります。

Apple IDが設定できる数には上限がある

Appleの規約により、1台のAppleデバイスで、1年間に設定できるApple IDの数は「3つ」と決まっています。
 
つまり1台のiPhoneでアクセスできるiCloudは3つまでということです。
 
iCloudの無料ストレージ容量は5GBと少ないので、複数のApple IDを設定して使い分けたいと考える方もいると思いますが、1台につき3つのApple IDしか設定できないので、無料で使えるのは最大15GBということになります。
 

同じApple IDが紐づけ可能なデバイスには上限がある

また同一のApple IDを紐付けることが可能なデバイスの数にも上限があります。
 
Appleの規約によると、ひとつのApple IDには、一度に10台のデバイス(うちコンピュータは5台まで)しか関連づけておくことができません。
 
したがってiPhone、iPad、Mac、Apple Watch、AirTag、Apple TV、HomePod、AirPodsなどApple製品を数多く所有していて、すべてのデバイスで「探す」アプリを使いたい場合、複数のApple IDを使う必要性が生じます。
 
また使っていない古いデバイスをそのまま放置していると、簡単にApple IDの上限に達してしまいます。
 
「どのデバイスが紐付けられているかわからない」場合や、上限に達しているので古いデバイスを削除したい場合、関連付けられているデバイスを売却または譲渡したい場合は、Apple IDのリストを確認、不要なデバイスを削除する必要があります。

Apple IDのデバイスリストからデバイスを削除するには

iPhone/iPadを使って削除

 

 

Macを使って削除

 

Windows PCを使って削除

 

Webを使って削除

有料プランiCloud+とは

前述したように無料で使えるiCloudのストレージ容量は5GBしかないため、それ以上の容量が必要なユーザーのために、AppleはiCloud+プランを用意しています
 
iCloud+を申し込むと、ストレージ容量が増えるだけでなく、iCloudプライベートリレー(SafariでWebを閲覧する際にプライバシーを保護する仕組み)、メールを非公開(本当のメールアドレスを相手に明かさずに、Appleが発行したランダムな転送用メールアドレスを使える仕組み)、カスタムメールドメイン(自分が所有するカスタムのドメイン名を使ってiCloudメールアドレスをカスタマイズ)といった便利な機能も使えるようになります。
 

 
筆者は50GBのiCloud+を利用しており、メールを非公開の機能は頻繁に使用しています。
 
現在iCloud+のプランは50GB、200GB、2TBがあり、料金はそれぞれ月額税込130円、400円、1,300円で、最大5人の家族で全機能を含め共有可能です。
 

 
 
Source:Apple
(lunatic)

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