Appleは世界開発者会議(WWDC23)開幕を間近に控え、ハイエンドのデスクトップMac 2モデルのテストを行っていることが判明しました。
WWDC23ではM2 Max/Ultraチップ搭載のMac Studioが発表されるのではないかと、著名記者が予想しています。
M2 Max/Ultra搭載の新型Macをテスト中
米メディアBloombergのマーク・ガーマン記者によると、Appleは社内で「Mac 14.13」「Mac 14,14」の識別子を持つMacをテスト中で、この2モデルは2023年1月に発表したM2 Maxチップと、未発表のM2 Ultraチップを搭載しているとのことです。
Mac 14.13とMac 14,14については米MacRumorsがもう1つの「Mac 14,8」(新型15インチMacBook Airと推察)とともに4月に発見、報告しています。
ガーマン記者はM2 Ultraチップについて、現行のMac Studio(2022年3月発表)が搭載するM1 Ultraチップを置き換えることになると説明しています。
Mac 14.13はM2 Max搭載
Mac 14.13は、8つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した12コアCPU、30コアGPUを含むM2 Maxチップを搭載しているとのことです。この構成はMacBook Proが搭載するM2 Maxと同じです。
またMac 14.13は96GBのメモリと、macOS13.4を搭載していることが判明しています。
Mac 14,14はM2 Ultra搭載か
Mac 14,14は未発表の、「M2 Ultra」とラベル付けされたチップを搭載しています。M2 UltraチップはM2 Maxチップの2倍となる16つの高性能コアと8つの高効率コアを搭載した24コアCPU、60コアGPUで構成されています。
そしてMac 14,14は64GB、128GB、192GBの3パターンのメモリのモデルのテストが行われています。
なおM2 Ultraについては、76コアGPUのバージョン(現在M2 Max MacBook Proのオプションとして用意されている38コアGPUの2倍)も存在するようです。
Mac 14.13とMac 14,14の正体はMac Studio?
M2 Ultraチップは当初、次期Mac Pro向けに設計されたそうです。しかしAppleは次期Mac Proの登場時期を明言していません。
また次期Mac ProはApple社内で「Mac 14,8」と命名されているそうなので、現在テスト中のMac 14.13とMac 14,14はMac ProではなくMac Studioではないかと、ガーマン記者は推測しています。
WWDC23での発表に期待
Mac 14.13とMac 14,14(おそらくMac Studio)は、WWDC23の基調講演で15インチMacBook Airとともに発表される見込みです。
AppleがWWDC23で新型Macを発表するもうひとつの裏付けとして、基調講演の当日である現地時間6月5日に、新たにMac Studio、13インチのM2 MacBook Air、そして13インチのM2 MacBook Proの下取り(Apple Trade In)が開始されることが挙げられています。
Source:Bloomberg
(lunatic)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania