日本時間6日未明、米カリフォルニア州クパチーノのApple本社Apple Parkで、今年の世界開発者会議(WWDC23)の基調講演が開催されました。WWDC23はパンデミック以後初めての全面対面式の開発者会議となったにも関わらず、プレゼンにライブ要素がいっさいなく、収録済みの動画が再生されるにとどまりましたが、このトレンドはおそらく今後も継続する可能性が高い、と米メディアAppleInsiderは述べています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 6日未明、米カリフォルニア州クパチーノのApple本社でWWDC23の基調講演が開催された。
2. プレゼンにライブ要素がいっさいなく、収録済みの動画が再生されるにとどまった。
3. 現在のプレゼン形式は今後も継続される可能性が高い。
Appleはリスクを避ける傾向に?
Appleはどうやら最近、新しい機能やハードウェアが正確に動作しないことを見せるリスクを冒すことを望んでいないようだ、とAppleInsiderはコメントしています。
プレゼンでのハプニングは時に追い風となることもあります。
最も記憶に新しいのは、Appleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長のクレイグ・フェデリギ氏がiPhone Xのプレゼンの際に、新たに搭載されたFace IDを披露するためステージに立ったときです。同氏は顔だけではデバイスのロックを解除できず、最終的にはパスコードを使用することになり、デモで失敗する羽目になりました。
しかし、笑いが沸き起こり、最終的にはすべてうまくいきました。
このような事件は収録済み動画ベースのプレゼンは起こりようがなく、臨場感に欠けると言われても仕方がありません。
Appleのイベント形式に変化がもたらされることはあるのか、今後の動向に注目です。
Source:AppleInsider
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-541077/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania