株式会社アドバンスト・メディアは、AI音声認識文字起こし支援アプリ「AmiVoice ScribeAssist(アミボイス スクライブアシスト)」を活用し、会話をリアルタイムに字幕表示できる透明ディスプレイ「Rælclear(レルクリア)」を、茨城県の取手市役所 障害福祉課の窓口に2023年6月1日に設置しました。
聴覚障がい者・難聴者とのコミュニケーションのバリアフリー化を目指します。
音声を瞬時にテキスト化、スタンドアローン型アプリ
AI話者識別機能、キーワード・タグ付け機能、リアルタイム字幕表示機能、議事録作成に特化したファシリテーションモードなど、会議での運用に適した機能を多数搭載しています。
また、オフライン状態で動作するスタンドアローン型のため、オンライン・オフラインといった会議形態やWeb会議システムの種類を問わず使用可能。情報漏えいのリスクもなく、安心して使用できます。
透明ディスプレイにリアルタイムで字幕表示
透明ディスプレイに表示する背景の色・透過率、文字の字体・大きさ・色は、自由にカスタマイズ可能。フリガナや罫線も追加できます。
なお、透明ディスプレイを採用したのは、口の動きを確認して情報を把握している人が相手の表情を見やすいようにという思いからです。
AmiVoiceを長年活用してきた取手市
取手市では、AmiVoiceを搭載した議事録ソリューションを2005年から導入。業務負荷の大幅削減・コストカットに成功したこと、専門用語の認識精度が高いことから、現在も使用しています。
また、2021年4月には、アドバンスト・メディアと取手市・取手市議会が「音声テック関連技術連携協定」を締結。本締結は、新しい民主主義の創造を図る「デモテック(=デモクラシー×テクノロジー)戦略」の充実を目指すためのものです。
さらに、2022年には、AmiVoiceと自然言語処理技術を用いて単語の重要度や単語同士の関係性を解析する「議会会議録視覚化システム」を導入しました。
同市の障害福祉課の窓口では、毎週火曜日に手話通訳者を配置していました。今回の取り組みにより、火曜日以外でも、聴覚障がい者や難聴者が気軽にコミュニケーションをとれる体制を構築します。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000415.000020223.html
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/211071
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口千穂