アナログ・テック株式会社は、1台の筐体に複数の「Hailo-8 AIプロセッサ」を搭載し、ソースに対して複数種類のAI学習モデルを同時に適用して処理する防水タイプの産業用PC「AT-IPCFG005」をリリースしました。
AIの推論機能を拡張する産業用PC
同PCは、IP65に対応した防塵防水性能、優れた放熱設計のファンレス筐体を採用しており、屋外などさまざまな現場に導入することが可能。
M12に対応した産業用防水コネクタを搭載した各種インターフェースにより、ヘビーデューティな環境に対応します。
複数のアルゴリズムを同時に適用
一般的に、エッジ推論では、一つの画像ソースに対して一つの学習モデルが実行されます。
AT-IPCFG005では、複数のHailo-8 AIプロセッサを搭載することで、ソースに対して複数のアルゴリズムを同時に適用することが可能となりました。
なお AT-IPCFG005はカスタムやOEMが可能なベースモデルであり、仕様が利用用途にマッチしなければ、その適合しない個所を状況に合わせてカスタムが可能とのことです。
電力効率と耐環境性能の高さ
電力効率3TOPS/WのAI処理性能により「1チップで26TOPS(※)」の性能を誇ります。-40℃~85℃の動作環境をサポートするほか、チップ自体の供給期間は販売から最長10年を予定。
また、Linux(Ubuntu)だけではなく、WindowsやDockerでの実行環境をサポートします。
※AT-IPCFG005は、PCIeでの接続を行っているため13TOPS/1チップとなります。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000048654.html
Hailo-8 AIプロセッサ 製品ページ:https://www.analogtech.co.jp/products-AI-Chip/
(文・Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/211833
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:はるか礒部