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Appleの有名な広告キャンペーン、思いもよらない形で転用される

EatDifferently スティーブ・ジョブズ氏
 
Appleの著名な広告キャンペーン「Think Different」をもじって、スティーブ・ジョブズ氏の似顔絵を使った屋外広告が登場しました。広告には、肉の代わりに植物を食べるよう促すメッセージが記されています。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleの「Think Different」をもじった屋外広告が設置されている。
2. 肉の代わりに植物を食べるよう促す「Eat Differently」キャンペーン。
3. Appleがこの広告にどう反応するのか、注目。

Appleの有名な広告「Think Different」

Appleが1997年から2002年まで展開した「Think Different」の広告キャンペーンは、既存の常識に挑んだ著名人たちが登場し、多くの人に鮮烈な印象を残しました。
 
一見すると「Think different」のように見える「Eat Differently」のキャッチコピーと、スティーブ・ジョブズ氏らが描かれた屋外広告が、米カリフォルニア州サンディエゴに設置されています。
 
広告は、肉ではなく植物ベースの食生活を送ることで、健康、食糧危機問題、地球環境などの問題が改善できる、と呼びかけています。
 
看板は、スティーブ・ジョブズ氏のほか、ポール・マッカートニー氏、グレタ・トゥーンベリ氏、アルバート・アインシュタイン博士らが描かれたバリエーションもあり、全部で29枚が設置されています。

「Think Different」に登場する人物に発見した共通点とは?

Eat Differentlyは、キャンペーンを紹介した動画の中で、Appleの「Think Different」キャンペーンについて以下のように言及しています。
 

1990年代にAppleは、近年において最も有力で痛烈な広告キャンペーンを展開した。「Think Different」キャンペーンは、歴史上の有名人たちを取り上げ、彼らの並外れた思考と才能を関連づけて示した。私たちは、これらの有名人たちの多くには、食べ方が違うという共通点を発見した。
 
オリジナルのキャンペーンの精神を踏まえて、私たちに異なる思考、異なる食事をもたらし、人類をより明るい未来へと導くムーブメントとなる、過去と現在の有名人たちに敬意を表する。

 

 

Appleはどう反応する?

Eat Differentlyの広告キャンペーンは、菜食主義を続け、肉を食べなかったスティーブ・ジョブズ氏への想いが感じられるものですが、いくつか懸念もあります。
 
米メディアiMoreはEat Differentlyのキャンペーンについて、Appleがどう考えているのか興味深い、とコメントしています。
 
Eat Differentlyのロゴには、フォークを持ったリンゴが描かれています。
 

 
リンゴのロゴを商標登録しようとしているAppleが、この広告を快く思わないのは確実です。事実、111年前からロゴにリンゴを使っているスイスの果樹農家団体は、自分たちのロゴがAppleから使用差し止めを求められるのではないか、と戦々恐々としています。
 
iMoreは、肖像が使用されている他の人々が、この広告のことを事前に知っていたのかも興味深い、とも付け加えています。
 
 
Source:iMore
(hato)

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