【GoodsPress 2023上半期AWARD】
今年上半期も数々の新モデルが登場し、「熱さ」が続くイヤホン・ヘッドホン市場。ミドル、ハイエンドとクラス別に上半期のベストバイをオーディオ・ビジュアル評論家がセレクト!
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今年もブーム絶頂のイヤホン&ヘッドホン。大賞に輝いたテクニクスの完全ワイヤレスイヤホン「EAH–AZ80」を発売前に試聴したAV評論家の折原一也さんは、「圧倒的な高音質、業界トップクラスのノイキャン、そして通話性能と機能性まで揃った正統派トップモデルです」と高く評価。一方で、イヤホン市場ではカジュアルな音楽リスニングを志向する“ながら聴き”も浸透。
「骨伝導タイプやオープンイヤー型など既存技術を活用したモノがほとんどですが、NTTの研究から生まれたnwmのイヤホンは音漏れしないオープンイヤーの意欲作として注目です」
トレンド激変の渦中にあるのがヘッドホンだ。ハイエンド・オーディオの世界も健在ではあるが、大賞に選ばれたのは1万円以下のエントリークラス。
「『WH–CH520』はお手頃価格で音質重視のサウンドと、リモートワークに向けた通話や取り回しの良さが揃った新スタンダードのベストバイ。『WF–C700N』と合わせて、市場の変化の捉え方が巧みです」
ゲーミングヘッドセットも今後のスタンダードとなり得る。
「HS65 Wirelessは低遅延、会話、サラウンドとゲーミングを全方位でカバーした注目機です」
オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb媒体、商品情報誌などでトレンド解説や製品レビューなど多彩な記事を執筆している。2009年よりVGP審査員も務めている
ーイヤホン部門ー
<大賞>
【ハイエンドクラス】有線イヤホン級のサウンドクオリティ
テクニクス
「EAH-AZ80」(3万6630円)
エネルギーや空気感、ディテール再現に優れた高解像度で、しかもパワフルというストイックな高音質はさすがテクニクス。業界最高峰のノイズキャンセルで電車内でも快適です(折原さん)
徹底した高音質設計、デジタルとアナログ制御を組み合わせた業界最高クラス「デュアルハイブリッドノイズキャンセリング」、左右合計8マイクと通話性能が揃うハイエンド機。3台マルチポイント接続対応も業界初。
<革新テクノロジー賞>
【ミドルクラス】NTTの技術による音漏れしないオープン型
NTTソノリティ
「nwm MBE001」(実勢価格:2万4200円前後)
耳がオープンで外部の音は聞こえるのに自分の音楽は音漏れしないリスニング体験は「不思議」の一言。世の中に求められる機能を独自技術で製品化したNTTの技術には脱帽です(折原さん)
NTTが開発した独自のPSZ技術を搭載した耳を塞がないオープンイヤー型イヤホン。耳元だけに音を閉じ込める技術が特徴。12mmダイナミックドライバー搭載の完全ワイヤレスモデルだ。
<ベストエントリーモデル賞>
【エントリークラス】手軽価格でもノイキャン対応
ソニー
「ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドセット WF-C700N」(実勢価格:1万7600円)
入門モデルながらノイキャン対応、バランス重視のソニーらしいサウンドが完成度高し。価格競争が激化する完全ワイヤレス市場に対して、ソニーが出した答えがWF-N700Nですね(折原さん)
小型・軽量・トレンドカラーの4色で展開する入門完全ワイヤレス。上位機種で人気のノイズキャンセリング機能、自社開発ドライバーユニット搭載。アプリによるイコライザーにも対応。
ーヘッドホン部門ー
<大賞>
【エントリークラス】これで十分!! ヘッドホン入門向けヘッドホンの決定版
ソニー
「ワイヤレス ステレオヘッドセット WH-CH520」(実勢価格:7700円)
スペック面で決して特別なモデルではない『WH-CH520』ですが、1万円以下のヘッドホンでマルチポイント接続、安心のアプリ対応と他にはない選択肢。イヤホンではなくヘッドホンが欲しい人の需要にピッタリの一台です(折原さん)
小型軽量オンイヤー型のボディにソニーの高音質技術「DSEE」、専用アプリ「Headphones Connect」に対応、マルチポイント接続対応と今どきの機能が揃ったワイヤレスヘッドホン。最長50時間再生のスタミナも特徴。
<ゲーミングヘッドホン賞>
【ミドルクラス】ゲーミング仕様の低遅延ワイヤレス
コルセア
「HS65 Wireless」(実勢価格:1万8870円前後)
音楽リスニング向けの繊細さとゲーミング向けの定位感、サラウンド対応まで揃ったHS65のワイヤレス版。ゲーミングだけでなくPCで映画や音楽を楽しむエンタメ用途にもピッタリ!!(折原さん)
ゲーミング使用を念頭に置いて開発されたワイヤレスヘッドホン。e-sports向けにはUSB接続による低遅延ワイヤレス、エンジョイ向けにはDolbyAudio対応と多方面の高性能が特徴。
<ハイエンド有線モデル賞>
【ハイエンドクラス】ハイエンド有線ヘッドホンの新世代モデル
ゼンハイザー
「HD 660S2」(実勢価格:9万6800円)
とにかくストイックに音質のいい有線ヘッドホンの人気機種。スマホやPCではヘッドホンアンプが必須ですが、据え置きでいい音で聴く、趣味のヘッドホンとして極上です(折原さん)
音楽ファンやプロにも愛用者の多いオープンエアー型のハイエンドヘッドホン。最新の660S2ではスタジオ用途にも原点回帰して、4.4ミリのバランス接続対応した高音質設計だ。
※2023年6月6日発売「GoodsPress」7月号22-23ページの記事をもとに構成しています
>> 特集【GoodsPress 2023上半期AWARD】
<文/GoodsPress編集部>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/537317/
- Source:&GP
- Author:&GP