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Apple、Vision Proに複数の未発表機能。フィットネスや全身スキャンなど

Apple Vision Pro
 
Appleが発表したVision Proには、まだ明らかにされていない機能が隠されている、とVision Proの開発に携わっていた複数の元Apple従業員から得た情報をもとに、米メディアThe Informationが報じています。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Vision Proには、Appleが発表で触れていない機能が複数ある。
2. フィットネスと健康アプリや、全身スキャン機能など。
3. Apple TV+の3Dコンテンツ表示機能は後日提供か。

WWDC23で語られなかったVision Proの機能

2024年初頭にアメリカで販売が開始されるVision Proには、世界開発者会議(WWDC23)言及されなかった複数の機能があり、そのいくつかは現在も開発中で、いくつかは開発が中止された可能性がある、とThe Informationが報じています。
 
また、いくつかの機能はVision Proの発売当初は利用できず、visionOSのアップデートで利用可能となりそうです。

フィットネスと健康

Vision Proの未発表機能の一つが、フィットネスと健康のアプリです。
 
Appleは以前、Vision Pro向けに多くのフィットネス・健康アプリを計画していた、と同製品の開発に携わっていた複数の元Apple従業員は語っています。
 
Vision Proをワークアウトに活用するため、Nikeなどとのコラボレーションを計画し、汗をかくような負荷の強い運動に向けたフェイスクッションの研究をしていたそうです。
 
このほか、固定された自転車に乗りながらVision Proに表示されるコンテンツとやり取りする、という計画もあったとのことです。

全身スキャン

Vision Proには、装着したユーザーの全身をスキャンできる機能を計画していたものの、まだ完成していない、と複数の元Apple従業員が語っています。Vision Proには下向きのカメラが搭載され、自分の体や手を見られるようになっているのは、全身スキャンのためだそうです。
 
Appleの担当者は6月初めにVision Proを発表した後、全身スキャンは2024年のVision Pro発売当初には利用できない、と開発者らにSlackで伝えています。
 

 

Apple TV+の3Dコンテンツ表示、Macの外部ディスプレイ

Appleは、Vision ProでApple TV+の3Dコンテンツを表示可能にする予定だったものの、Vision Pro発売当初ではなく後日発表される可能性がある、とThe Informationは報じています。
 
また、AppleはVision Proを使ったゲームを開発初期と比べて重視しなくなっており、Vision ProをMacの外部ディスプレイとして利用可能にする計画はあまり進んでいないとのことです。

健康・フィットネスに注力するApple

Appleはフィットネスや健康に関する機能やサービスに力を入れており、プロのインストラクターと一緒にエクササイズできるFitness+(日本でのサービス開始は未発表)も提供していることから、報じられた機能は後日、利用可能になりそうに思えます。
 

 
Vision Proについては、現役の外科医が外科手術に革命的な進化をもたらす可能性がある、と期待を寄せています。

 
 
Source:The Information via MacRumors
Photo:Apple (1), (2), (3)
(hato)

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