Web3サービスを企画・構築する際、その技術基盤となるブロックチェーンの選定は非常に重要な要素となります。
ビットコインやイーサリアムなどは高い分散性によるセキュリティが担保されている一方、取引は比較的遅く手数料も高くなりがちです。
そのほか、高速取引かつ手数料が低いブロックチェーンもありますが、現時点ではビットコインやイーサリアムと比較すると分散性は低くセキュリティ性が低いと言われています。
チューリンガム株式会社が提供を開始した「Turingum Business Chain」は、こうした課題を解決し、カスタマイズ性の高いオリジナルブロックチェーンの構築を可能にするサービスです。
高速取引・低手数料・高セキュリティを実現
同サービスでは、イーサリアムのレイヤー2(*1)技術であるOptimism*2が提供するOP Stackの技術を活用。
同技術によりイーサリアムのセキュリティ基準に沿ったブロックチェーン構築を可能にし、高速取引・低手数料・高セキュリティを実現します。
事業者がオリジナルブロックチェーンを構築することで、プラットフォームの拡張にあわせたグローバル展開やトークンを利用した収益性の向上など、幅広い事業展開が可能に。
トークンの発行を検討する場合においても、オリジナルブロックチェーンにユーザーを集客してエコシステムを築いてからトークン発行ができるため、確実性の高い収益を目指せます。
*1…ブロックチェーン以外のオフチェーンで、トランザクションを実行する技術
*2…イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するレイヤー2ソリューション。データ圧縮技術により、処理速度高速化や手数料削減を目的として提供される
用途にあわせてブロックチェーンを作れる
オリジナルブロックチェーン上では、自社でアプリケーションを作ることはもちろん、スマホのアプリ開発のようにパートナー企業やユーザーによるアプリケーション開発をオープンに募ることも可能です。
また、他社のオリジナルブロックチェーンとコラボレーションしたり、Ethereum上のサービスを移植したりするなど、オープンなエコシステムを構築するといった活用もできそうです。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000103632.html
(文・Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/212231
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:はるか礒部