iOS17では、iPhoneユーザーが誰もが使うであろう「写真」アプリが大きく進化します。被写体の認識機能がiOS16から大幅に強化され、被写体に関するさまざまな情報を調べることができるようになっています。切り抜きなどの編集操作も、直感的で使いやすくなります。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iOS17ではiPhoneの「写真」アプリが大きく進化する。
2. 切り抜き操作が簡単になるほか、編集ツールが見やすく改善。
3. 料理、車のダッシュボードにあるマークなどを自動認識して調べることも可能。
iOS17で進化する「写真」アプリ
iOS17における「写真」アプリの8つの大きな新機能を、米メディアMacRumorsがまとめているのでご紹介します。
iPhoneユーザーなら日常的に使うであろう「写真」アプリだけに、新機能の追加や操作画面の改善により、iPhoneの使い勝手がさらに良くなりそうです。
1. ペット認識
iOS16までは人物の認識にとどまっていましたが、iOS17ではペットを認識可能になります。ペットの名前を登録すれば、アルバムで写真をまとめて見ることができます。
ペット認識の導入に合わせて、アルバムの「ピープル」は「ピープルとペット」に変更されています。
2. ワンタップで切り取り
iOS16までは、写真の切り取りは「編集」メニューから切り抜きツールを選択し、切り取りたい大きさに写真を調節する必要がありました。
iOS17では、写真をズームインすると「切り抜き」メニューが表示され、ズームした状態のままで切り取りが可能となっており、切り取り操作に必要なステップが減っています。
3. 動くステッカーを作成可能に
iOS16では、写真を長押しすると被写体を自動で切り抜く機能が追加されて話題となりました。
iOS17では、写真を長押しして被写体を切り抜くと表示されるメニューに「ステッカーに追加」が追加され、iMessageのステッカーとして利用でき、アウトライン、キラキラなどのエフェクトも利用できます。
Live Photosでこの機能を利用すれば、アニメーションステッカーを使うことができます。
4. 料理のレシピを表示
iPhoneが料理が写った写真を認識すると、画面の一番下にある「i」のアイコンがナイフとフォークのアイコンに変わります。
アイコンをタップすると、料理のレシピを掲載したWebサイトへのリンクが表示され、自分で料理するための情報を得ることができます。
5. 撮影時の水平を確認可能
iOS17では、「カメラ」アプリでの撮影時にグリッド線に加えて、iPhoneが水平に構えられているかをチェックできるガイド線が表示されます。
iPhoneが傾いていると白い線が途切れて表示されますが、iPhoneが水平になると線が黄色くなり、一本につながって表示されます。
6. 被写体を調べる
iOS17では、写真を長押しして表示されるメニューに「調べる」が追加され、被写体に関する情報を検索できます。
この機能は、一時停止した動画のフレームからも利用可能です。
7. 車に使われているマークを調べる
Appleは公式に発表していませんが、車のダッシュボードにある操作パネルや警告灯のマークを調べることができます。
iPhoneがマークを認識すると、「i」のアイコンが車のハンドルのアイコンに切り替わり、タップするとそれらのマークの意味を調べることができます。
8. 写真編集ツールの改善
iOS17では、写真の編集操作がより直感的にできるよう、以下のような改善が施されています。上の画像の左がiOS16、右がiOS17です。
- 「キャンセル（x）」「完了（チェック）」のマークが一番下から上に移動。
- 編集ツールに「調整」「フィルタ」「切り取り」といった文字が追加。
- 選択中の編集ツールを示すマークが、小さいドットから三角に変更。
正式版では変更の可能性も
なおiOS17は現在、開発者向けのベータが提供されており、7月にパブリックベータ、秋に一般ユーザー向け正式版が公開される予定です。
記事でご紹介したiOS17の操作画面は、開発者ベータに基づくもので、秋に正式版が公開される時点では変更される可能性もあります。
Source:MacRumors
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-543131/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania