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米アリゾナ州自動運転テストコースとAppleとの繋がりを裏付ける新たな証拠が見つかる

A vehicle testing facility in Arizona
 
Route 14 Investment Partnersという企業が2021年、米アリゾナ州にある自動運転テスト用コースを買い取りましたが、これまで、この企業はAppleの関連会社なのではないかと噂されてきました。両社が実際に関係しているかどうかは明らかとなっていませんが、様々な状況証拠から両社が繋がっている可能性が高いと考えられています。
 
そして今回、両社の繋がりをさらに裏付ける新たな証拠が見つかったとCar and Driverが報じています。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1.米アリゾナ州の施設で、Appleのものと思われる試験車両が撮影される。
2.センサースタックのデザインが、Appleの試験車両のものと一致。
3.Route 14のウィリアム・リンチ氏は、Apple社員である可能性がある。

米アリゾナ州の施設でAppleのものと思われる車両が撮影される

Car and Driverが、アリゾナ州にある自動運転テスト用のコースで撮影した写真には、ルーフにセンサースタックが搭載された白のレクサスRX(第4世代)が写っています。
 
このセンサースタックのデザインは、カリフォルニア州で撮影された複数のAppleの自動運転車の試験車両(レクサスRX)のルーフに取り付けられているものと一致しているということです。撮影されたいくつかの車両のナンバープレートの番号と同州の自律走行距離報告書に記載されている車両識別番号(VIN)を照合すると、これらの車両がAppleが所有するものであることが分かります。
 
ただし、アリゾナ州の施設で撮影された車両からは車両識別番号などの情報が得られていないため、Appleが所有する車両だとは言い切れないとしています。

2つ目の証拠がアリゾナ州環境質局のWebページで見つかる

しかし、両社の繋がりを示すその他の証拠も見つかっています。Car and Driverは、アリゾナ州環境質局(ADEQ)のWebページに掲載されているRoute 14 Investment Partnersの管理者及び所有者の名前と連絡先を発見しており、そこに記載されている2つの電話番号の市外局番は、どちらもシリコンバレーのものだということです。
 
また、同メディアは確証はないものの、所有者の欄に記載されているウィリアム・リンチ氏という人物と、Appleの社員であるケン・リンチ氏は同一人物の可能性があることを指摘しています。
 
ウィリアム・リンチ氏のメールアドレスは、ケン・リンチ氏のイニシャルが使われていると思われる「kl@route14investment.com」であり、両者の電話のボイスメールはほぼ同じだということです。
 
これらのことから、アリゾナ州の自動運転テスト用コースを実質上、所有しているのはAppleである可能性が高いと言えるでしょう。
 
 
Source:ADEQ,Car and Driver via AppleInsider
Photo:AppleInsider
(m7000)

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