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AirTagを使って墓荒らしを逮捕〜総額6万ドル相当の花瓶が盗難被害に

AirTag 犯人逮捕
 
米テキサス州で数百を超える墓を荒らし、遺品を盗み出していた墓泥棒が逮捕されました。
 
この逮捕に一役買ったのが、Appleの紛失防止タグAirTagであったことが、地元メディアの報道で明らかになりました。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. 米テキサス州で墓から花瓶が盗まれる事件が多発。
2. 盗まれた花瓶の被害総額は6万ドル超えに。
3. 花瓶にAirTagを仕掛け、位置情報を使って犯人を逮捕。

墓から次々にブロンズ製花瓶が盗まれる

テキサス州南東部、メキシコ湾岸に位置するブラゾリア郡では、しばらく前から故人の墓に備えられた花瓶が盗まれるという事件が多発していました。
 
花瓶は一般的にブロンズ製で、1つ600ドル(約87,000円)程度のものですが、盗まれた個数が100個以上ともなると、被害総額は6万ドル(約867万円)超えとなります。
 
地元警察によると、2023年4月、5月の2カ月間で、盗まれた花瓶の数は102個に上ったとのことです。

花瓶にAirTagを設置。犯人らの逮捕に貢献

犯人が一向に捕まらない状況に業を煮やした被害者家族らは、新たに花瓶を購入して墓石に備える際に、花瓶の中にこっそりAirTagを仕掛けました。
 
AirTagを仕掛けた花瓶が盗まれた時点で警察に通報、警察はAirTagが発する位置情報を利用して、3人の容疑者を逮捕しました。犯人は4人グループで、残る1人はまだ逃亡中とのことです。
 
犯人らは盗んだ花瓶を金属スクラップとして売り飛ばす計画だった模様です。

 
 
Source:Click2Houston via Mint
(lunatic)

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