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Apple、Vision Proを来年早々米国において予約制で販売開始予定

Vision Pro
 
Appleは同社初の仮想現実(VR)/拡張現実(AR)ヘッドセットVision Proを、来年早々にも、米国の一部店舗において、事前予約制で販売開始する計画だと、米メディアBloombergのマーク・ガーマン記者が伝えています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. NY、LAなどの主要都市のApple StoreでVision Proが先行販売される。
2. ただしすべて予約制。ストア内には特別エリアが設けられる。
3. Vision Proは当面、Apple直営のApple Storeとオンラインストアでのみ販売。

NYやLAのApple Storeに特別エリアを設置

ガーマン記者によれば、Appleは一部店舗内に特別なエリアを設け、購入希望者のサイズに合わせたアクセサリーを用意、実際に試してもらいつつ製品説明を行う予定とのことです。
 
Appleは米国内に約270店舗あるApple StoreでVision Proを販売予定ですが、デモを伴う予約販売はニューヨークやロサンゼルスなどの大都市限定で行い、その後全米展開する見通しです。

日本でもVision Proをローカライズ中

Appleは2024年末までには、米国以外の国々でもVision Proを販売すると明かしています。第一次販売国としてイギリスとカナダが候補に上がっており、その後その他欧州諸国とアジアで展開見込みとのことです。
 
関係者によると、フランス、ドイツ、オーストラリア、中国、香港、日本、韓国で、Appleの技術者がVision Proのローカライズに当たっている模様です。
 
またAppleは2024年始めには、米AppleオンラインストアでもVision Proを販売開始する計画のようです。

Vision Proは当面Apple Storeのみで販売

Vision Proの使用方法を購入希望者に説明できるよう、販売員を訓練するのにも時間がかかることから、Appleは2025年までは、Apple StoreやAppleオンラインストア以外では、同製品を販売しないとのことです。
 
Apple Store以外でVision Proを当面販売しないのは、ヘッドバンドや目の周囲を覆うライトシール(遮光パッド)といったアクセサリーを揃えるのが難しいという理由もあるようです。特にヘッドバンドとライトシールはユーザーによってサイズが異なります。
 
またAppleは近視のユーザー向けに、Carl Zeissとの提携により、度付きレンズを用意することも発表しています。Apple Storeではこれら度付きレンズの在庫も確保する必要があり、サードパーティーにはこれも大きな負担となりそうです。

 
 
Source:Bloomberg
(lunatic)

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