海外メディアTechCrunchは現地時間7月7日、インドのApp Storeにおいて、Appleが悪質な消費者金融アプリを削除したと報じました。アプリを通じて融資を受けたユーザーが、連絡先に偽のヌード画像を送信すると脅迫された事例も発生しています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. インドのApp Storeから悪質な消費者金融アプリが削除された。
2. 一部のユーザーは、偽のヌード画像を連絡先に送ると脅迫されていた。
3. アプリに連絡先へのアクセスを許可したことが、脅迫につながった可能性がある。
Appleが悪質な消費者金融アプリを排除
TechCrunchによると、現地時間7月7日までにインドのApp Storeから6つの消費者金融アプリが削除されました。なお、6つのアプリのうち、4つのアプリはインドのApp Storeの「金融」ジャンルでトップ20に入る人気アプリでした。
削除されたアプリに関しては、融資額に法外な手数料を加えることで実質的に違法な金利で融資を実行した事例や、連絡先に偽のヌード画像を送付するとユーザーを脅迫した事例が報告されています。
ユーザーを脅迫
アプリを通じて融資を受けたユーザーは、返済日の前日に金融会社から自身の写真とスマホ内の連絡先が送付され「支払いが無い場合は、あなたが借金を支払っていないと連絡先に一斉送信する」とのメッセージを受け取ったと証言しています。
また、返済を行わない場合はユーザーの顔をヌード画像に合成して、連絡先に送付すると脅迫していたとも報じられています。
融資を申し込む際に、アプリに連絡先へのアクセスを許可した結果、金融会社側に連絡先を把握されて脅迫された模様です。
AppleはTechCrunchの取材に対して、ガイドラインに違反した
複数の消費者金融アプリを削除したことを認め、App Storeでの不正行為を容認しないとコメントしています。
なお、日本においてはセキュリティアプリを装ったフィッシング詐欺等が発生しており、2022年8月にはNTTドコモ等が注意喚起を行っています。
Source:TechCrunch via 9to5Mac
Photo:Apple
(seng)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-544513/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania