Appleは現地時間2023年7月11日、iOS17ベータ3の改訂版を開発者向けにリリースしました。合わせてiPadOS17、tvOS17、macOS Sonomaのベータ3改訂版もリリースしています。
またAppleは、リリースしたものの公開停止したiOS/iPadOS16.5.1とmacOS 13.4.1向け緊急セキュリティ対応(RSR)をすでに適用しているユーザー向けに、RSRを削除する方法をサポート文書で解説するとともに、次のRSR(RSR(b))のリリースを約束しました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. AppleがiOS17ベータ3改訂版をリリース。
2. iOS17ベータ3改訂版がiOS17パブリックベータとなる可能性が高い。
3. iOS/iPadOS16.5.1などのRSR(b)も近く公開される見通し。
iOS17ベータ3改訂版がパブリックベータとなる可能性
AppleはiOS17ベータ3のオリジナルを現地時間7月5日にリリースしており、今回公開されたのはその改訂版(revision)です。
米メディア9to5Macは、このiOS17ベータ3改訂版が、初のiOS17パブリックベータとして近日中にリリースされる可能性が高いと予想しています。
iOS17ベータ3ではApple Music、メッセージ、ホーム、設定の各アプリで変更が行われています。
緊急セキュリティ対応(RSR)アップデートを公開停止に
Appleは現地時間7月10日に、iOS16.5.1、iPadOS16.5.1、macOS Venture 13.4.1を対象とする緊急セキュリティ対応(RSR)アップデートを配信しましたが、アップデート後に不具合が確認されたため、公開停止しています。
RSRとは、完全なソフトウェアアップデートを必要としないことで、セキュリティ修正をより頻繁にユーザーに適用するメカニズムのことです。
今回リリースされたRSRも、WebKitの脆弱性を修正するためのものでした。
しかし今回の緊急セキュリティ対応(RSR)適用後、一部のWebサイトが正しく表示されないという問題が生じたため、AppleはRSRの公開を停止しました。
緊急セキュリティ対応を削除する方法
脆弱性をそのままにするか、一部のWebサイトが正しく表示されないのを我慢するかを天秤にかけることになりますが、iPhoneおよびiPadですでにRSRを適用したユーザーでこれを削除したい場合は、次の方法で行います。
設定→一般→情報→iOSバージョン 「緊急セキュリティ対応を削除する」をタップ
緊急セキュリティ対応は基になるオペレーティングシステムのバージョンに対して「a」から始まり、次に「b」という順にバージョン管理されています。今回公開停止となったのはiOS16.5.1(a)とiPadOS16.5.1(a)です。
なおAppleは、近く緊急セキュリティ対応iOS16.5.1(b)とiPadOS16.5.1(b)をリリースすると約束しています。
Source:9to5Mac(1), (2)
Photo:Apple
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-544774/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania