大阪府警がInstagramのダイレクトメッセージを用いて女性を脅迫した容疑で20代の男性を逮捕しましたが、実際には事件に無関係だったと判明しました。何者かが男性になりすましてInstagramのアカウントを開設した模様です。男性は誤認逮捕により、計42日間勾留され、仕事や私生活に多大な影響を受けました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 大阪府警は、Instagramで脅迫的なDMを送った容疑等で男性を逮捕して勾留した。
2. その後、男性は事件に無関係で誤認逮捕だったことが判明した。
3. 大阪府警は、男性の名前がアカウント名に含まれていたこと等を根拠に逮捕していた。
なりすまされた結果、誤認逮捕される
毎日新聞によると大阪府警は4月、リベンジポルノの被害を受けたとの女性の訴えを受けて、20代の知人男性を逮捕しました。
被害女性は、男性の名前を含むInstagramのアカウントから、脅迫的なダイレクトメッセージが送付されたり、知り合いのアカウントにわいせつ画像を送りつけられる等の被害にあいました。
女性の訴えを受けて、大阪府警はIPアドレスを未確認の状態で知人男性を逮捕しました。男性は無実を主張しましたが、再逮捕を含めて合計で42日間にわたり勾留されました。その後、処分保留で釈放されましたが、長期間の勾留により仕事を休職するなど、生活に大きな影響を受けています。
釈放後の大阪府警の捜査により、被害女性に脅迫的なダイレクトメッセージを送っていたInstagramのアカウントの一つは、男性が居た場所と別の地域で開設されたことが明らかになり、誤認逮捕だったことが判明しました。なお、男性の交際相手が撮影していた写真により、男性のアリバイが証明された模様です。
大阪府警は、Instagramの偽アカウント名に男性の名前が使用されていたことや、被害女性の訴え等を根拠に男性を誤認逮捕しました。
SNSでのなりすまし被害やアカウントの乗っ取り被害は誰にでも起こりうるため、大阪府警は逮捕前に、より慎重な裏付け捜査を行うべきだったと思われます。
Source:毎日新聞
(seng)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania