2022年7月に米アイダホ州で発生したボーイング製のヘリコプター、CH-47Dチヌークの墜落事故について米国国家運輸安全委員会(NTSB:National Transportation Safety Board )が、事故原因は機内でiPadが落下し、副操縦士席のヨーペダルと床の間に挟まったことで適切な操縦ができなくなったのが原因の可能性が高いと報告しました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 2022年に発生したヘリコプター墜落は、機内で落下したiPadが原因との事故調査結果が報告された。
2. 落下したiPadがヨーペダルと床の間に挟まったことで、適切な操縦ができなくなった模様。
3. iPadには、フライトプランなどが収められていた。
事故機から発見されたiPadの損傷部位から事故原因を推測
この事故は、2022年7月に川の上空でホバリング中に突然、機体が反時計回りに回転し始め、13秒後に墜落に至ったものです。
操縦士と副操縦士は現場にいた消防士によって機内から救助されましたが、その後、死亡しました。
NTSBが事故原因の調査を行った結果、フライトプランなどを収めたiPadの落下により操縦不能に陥った可能性が高いと報告しました。
NTSBはその理由として、事故機から発見されたiPadには3カ所に明らかな損傷部位があり、そうなった原因はiPadが副操縦士席のヨーペダルと床の間に挟まったことで生じた可能性が高いと説明しています。
自動車でも似たような事故事例の報告
自動車の暴走事故の原因として、床に落下した缶飲料のボトルが床とブレーキペダルの間に挟まってブレーキが効かなかった(踏み込めなかった)事例、社外品のフロアマットが踏み込まれたアクセルペダルに干渉し、アクセルペダルが戻らなかった事例などが報告されていました。
Source:Vertical Mag via AppleInsider
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-545207/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania