Vision ProとApple Watchの連携は、現時点では非常に限られているものの、今後はApple Watchがユーザーの指先の動きを検知する機能を使ってVision Proを操作するなどの活用が検討されている、とBloombergのマーク・ガーマン記者が報じています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 現在、Vision ProとApple Watchの連携は非常に限定的。
2. Appleは、Apple Watchのアクセシビリティ機能の活用を検討中か。
3. Apple Watchに触れずに操作できる機能は、既に利用可能。
アクセシビリティでApple Watchと連携か
Bloombergのマーク・ガーマン記者はニュースレターPower On読者からの「Apple WatchはVision Proとどのように連携しますか?」という質問に回答しました。
(Apple製品全体で共有されるデータを除けば)現時点ではApple WatchとVision Proの連携はきわめて限定的だが、Apple WatchとVision Proが連携する分野として、アクセシビリティ機能が有望だろう、と述べています。
筋肉の動きを検知できる、Apple Watchの筋電図(EMG)機能を活用して、指のピンチなどの手の動きをApple Watchが検知してVision Proを操作することで、Vision ProのカメラをApple Watchで補うことをAppleは検討しているはずだ、とガーマン氏は予測しています。
Apple Watchは指先の動作で操作可能
Apple Watchのスクリーンやボタンに触れずに、指先の動きだけで操作できるアクセシビリティ機能、AssistiveTouchがすでに提供されており、Apple Watch Series 4以降、Apple Watch SE(第1世代)以降の各モデルで利用できます。
Apple Watchの「設定」アプリでAssistiveTouchを有効にすると、ピンチ、ダブルピンチ、手を握りしめる、手を2回続けて握りしめるといった操作や、手首の動きでApple Watchの各種操作が可能になります。
日本でのVision Pro発売は2025年との報道も
Vision Proは、2024年前半にアメリカで販売が開始される予定です。
販売開始当初は、Apple Store店頭での試着が必要となるほか、日本などでの販売開始は2025年になる可能性がある、とガーマン氏は伝えています。
Source:Power On/Bloomberg, Apple
Photo:Apple (1), (2)
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/vision_pro-545337/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania