旧Facebookはメタバースに力を入れるため、社名を“Meta”に変更したほどですが、肝心のヘッドセット開発においてAppleに遅れを取っている、とサブスクリプションメディアThe Informationが報じています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Meatは肝心のARヘッドセット開発においてAppleに遅れを取っているようだ。
2. ヘッドセットは現在2027年の一般向け発売が予定されており、2024年の発売から3年後になるという。
3. ヘッドセットの視野角も50度にとどまるとされており、Apple Vision Proの視野角120度と比べると差は歴然。
ヘッドセットはマイクロLEDを非搭載
コードネーム「Artemis(アルテミス)」のもと開発が行われているMetaの拡張現実(AR)ヘッドセットは、ディスプレイ開発を行う英企業PlesseyのマイクロLED技術が不調であることから、実績がありコストの安い旧来の技術であるLCOS(Liquid Crystal on Silicon)に切り替えたとのことです。
一方、AppleのVision Proは、ソニー製のマイクロOLEDを採用しており、2つのディスプレイで2,300万ものピクセルが詰め込まれています。ヘッドセットを実際に試した人は、「(インターフェースが)空気の中に住んでいるようだ」と述べています。
発売時期は2027年に
MetaのARヘッドセットは、現在2027年の一般向け発売が予定されているとのことで、2024年のApple Vision Proの発売から3年後ということになります。
Metaは当初、視野角70度のシリコンカーバイドの使用を計画していたものの、現在ではガラス導波路が使用する見通しで、ヘッドセットの視野角は50度にまで下がってしまうといわれています。
AppleのVision Proの視野角が120度なのと比べると、差は歴然としているように感じられます。
Metaは評判の悪かったQuest Proヘッドセットの生産計画も縮小しており、部品がなくなり次第、ヘッドセットの製造を中止するとのことです。
Source:The Information via The Verge
Photo:Trusted Reviews
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/vision_pro-545810/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania