【2023夏 最新帽子特集5】
夏を快適に過ごすのに欠かせないファッションアイテムのひとつである“帽子”。日焼けや日射病を予防するといった実用性もさることながら、世の人々を惹きつける理由に多種多様なデザイン性があることは間違いない。
では、帽子のプロであるCA4LA(カシラ)のスタッフたちならば、そんな多種多様な帽子をどう被りこなすのか。タイプの異なる5つのモデルを取り入れた各々の着こなしを見てみよう。
■1人目:白で統一した夏のリラックスコーデに馴染むカンカン帽
夏らしく清潔感のあるオールホワイトの着こなしは、オーバーサイズでリラックスした雰囲気に。それだけでは味気ないので、首元や手首など肌の露出箇所にはアクセサリーを着けて華やかさを演出。
クラシカルで懐かしさのあるカンカン帽は、ボリューミーなロングヘアと幅広のブリムが描き出すバランスも絶妙。リラックスしたムード作りにも貢献することを証明して見せた。
通気性に優れたクラウンとフラットなブリムを組み合わせた、パナマ仕立てのカンカン帽。上品な光沢をたたえるパナマ素材が漂わす高級感とシャープなシルエットが相まって、現代的な印象を与える。
腰には幅広のグログランリボンを巻いてアクセントをプラス。普段使いはもちろんのこと、着物や浴衣などに合わせるのにも最適だ。
■2人目:シックな配色のキャップを取り入れた大人のスケートスタイル
シャカシャカ軽快な素材と背面に施されたベンチレーションが機能的なシャツと、ほど良くルーズなシルエットのカーゴパンツで構築した、落ち着きのある大人のスケートスタイル。
そして、スケート時に汗をかいた際に「いちいち拭くのが面倒」という時に重宝するのが、気の利いたワントーン配色のベースボールキャップ。前髪を収めることで顔回りをすっきりさせている。
通常のベースボールキャップに比べ、柔らかく膨らみのあるフォルムが特徴的な6パネルモデル。フロント中央部分に“f”、リアのアジャスター上には“Ordinary days(日常)”という文字がブラックのボディと同色で刺繍されている。
自宅で手洗い可能なウォッシャブル仕様なので、汚れを気にすることなくデイリーユースが可能だ。
■3人目:夏の定番であるストローハットには爽やかな白を効かせる
夏の定番であるストローハットは、その素材感からどうも牧歌的なイメージにばかり引っ張られがち。そこで白を基調にバンダナ柄をあしらった長袖シャツと白Tシャツ、ワイドストレートのチノパンツを合わせて、夏らしさを感じさせつつもキッチリ感のある装いが完成。
フラットな質感と絞った色数のウェアを選ぶことによって、手編みされたハットの風合いが際立っている。
世界屈指の美術館のひとつ、ニューヨークのメトロポリタン美術館とのコラボ作。あのフィンセント・ファン・ゴッホの絵画『SELF PORTRAIT WITH A STRAW HAT』から題を取り、作中の麦わら帽子をイメージしながら現代的にアップデート。
ボディには通気性の良いラフィアを手編みして使用。さらに同作をプリントした裏地も見どころ。
■4人目:ゆるめシルエットのウエアにタイトなビーニーで緩急を
夏アイテムという印象が薄く、「どう被ればイイのか分からない」という声も多いニットビーニー。彼の場合は、ビッグシルエットの白Tシャツとゆったりしたサイズ感のフレアジーンズをベースに、袖と裾にダメージ加工を施したベストを重ね、タイトなビーニーでシルエットに緩急を付けた。
前髪出し+細ピッチのボーダー柄とサングラスが相まって、ナーディな雰囲気を演出している。
ボーダー柄のニットビーニーは、トレンドの00年代ファッションとも好相性。使用している糸には、衣服内温度上昇の抑制、吸水速乾、UVカットといった真夏のデイリーユースに嬉しい機能を搭載。
サラッとした手触りのコットンアクリル素材により、ニットでありながら爽やかな被り心地が楽しめるだけでなく家庭での手洗いも可能だ。
■5人目:無骨なミリタリーボトムスに、挿し色が華やぎをもたらす
オリーブカラーのミリタリーパンツと白Tシャツの相性の良さとくれば、もはやいわずもがな。そこに柄模様を編み込んだニットベストを重ねることで、各アイテムの質感の違いを際立たせ、存在感のある着こなしに。
周囲の視線を集める色鮮やかなオレンジカラーのバケットハットの彩りとややルーズに仕上げられたシルエットが、00年代初頭のストリートスタイルを彷彿させる。
昨今、キャップ以上の人気を誇っているバケットハットを、柔らかく肌触りの良いコットンパイル生地とメッシュ裏地のコンビネーション使いにより、涼しく快適な被り心地のサマー・エディションに。
目にも鮮やかなオレンジカラーが、どうしてもシンプルに収まりがちな夏の着こなしに、これ以上ないアクセント効果を生み出す。
* * *
CA4LAのスタッフたちによる最新帽子スタイルをご覧いただいたワケだが、いかがだったであろうか。「これぞ!」という帽子をせっかく入手出来ても、どう被ればイイのかが分からなければ猫に小判。逆に、タイプごとの攻略法さえ分かっていれば、どんな帽子でも楽しめる! といっても過言ではない。ここで学んだ着こなし術を参考に、色々なタイプに挑戦あれ!
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<文/TOMMY 写真/田中利幸>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/544298/
- Source:&GP
- Author:&GP