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カルロス・ゴーン元会長のドキュメンタリーがApple TV+で近日公開

カルロス・ゴーン 逃亡 apple TV+
 
日産自動車で長らくトップの座に就いていたカルロス・ゴーン元会長のドキュメンタリー「WANTED:カルロス・ゴーンの逃亡」が、8月25日(現地時間)からApple TV+で公開されます。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. 日産のカルロス・ゴーン元会長の半生がApple TV+でドキュメンタリー化される。
2. 話題となった逃亡劇の背景についても、ゴーン氏を含む関係者がインタビューに応じた。
3. Apple TV+限定で8月25日より公開される。

伝説的な経営者から国際指名手配犯に

多くの日本人にとっては今さら説明不要ですが、カルロス・ゴーン氏は日産自動車を復活へと導く以前にも、Michelin(ミシュラン)やRenault(ルノー)で成功を収めており、カリスマ経営者として国際的に知られていました。
 
しかし彼の人生は2018年、金融商品取引法違反での逮捕によって一気に暗転することとなります。そんなゴーン氏の半生を追ったドキュメンタリーが、Apple TV+で8月25日に公開を控えていることが明らかとなりました。
 
ドキュメンタリーは4話構成で、Wall Street Journalの記者によるノンフィクション作品「カリスマCEOから落ち武者になった男(原題:Boundless)」をベースに、ゴーン氏を始めとした関係者がインタビューに答える形式となっています。

元グリーンベレーが指揮した脱出劇

予告の冒頭、カルロス・ゴーン氏自らが「人生はほんの一瞬で様変わりする」と話すように、彼が世界有数の権力者から国際指名手配犯へと転落するのは一瞬でした。
 

 
マネーロンダリングや汚職疑惑による逮捕騒動のみならず、保釈中の身ながら元グリーンベレーを雇い楽器の収納ケースに隠れ、国外へと脱出した逃亡劇についても、関係者の言葉で舞台裏が語られるようです。
 
取り調べの不透明性や、逮捕の繰り返しによる長期拘束は「人質司法」と呼ばれ、以前から国際的に問題視されてきました。ゴーン氏もレバノンへと逃亡した後、報道関係者を通し「基本的事件が否定される日本の不当な司法制度で、もはや人質にされることはない」との声明を発表しています。
 
もちろん、ゴーン氏の犯罪疑惑と日本の司法が抱える問題は分けて考えられるべきですが、Appleによる今回のドキュメンタリーで、日本が“外圧”で変わる可能性はあるのでしょうか。
 
 
Source:Apple TV+,YouTube/Apple TV+
(kihachi)

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