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ティム・クックCEO、Apple Cardの審査に落とされていた


 
時価総額3兆ドル(約420兆円)を超えるAppleを率いる、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が、かつてApple Cardの審査に落とされていたことが分かりました。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Apple Cardは審査基準が緩く、他社のクレカよりも取得が容易と評判。
2. しかし、ティム・クックCEOは審査に一旦落とされてしまう。
3. クックCEO本人ではなく、悪質な「なりすまし」と判定された。

取得は容易なはずだが

Apple Cardとは、2019年からサービス展開されているApple公式のクレジットカードで、執筆時点(2023年7月29日)では米国のみ発行が可能です。
 
他のカード会社から入会を断られるような、クレジットスコア(信用スコア)が低い消費者でも入手できたとの報告も多数あり、サービス開始時から取得難易度の低さが特徴とされてきました(おかげで発行元のGoldman Sachsは損失に悩まされているようです)。
 
しかしそんなApple Cardの発行を、ティム・クックCEOが断られていた過去が発覚しました。クック氏が公式に認めたわけではありませんが、リーク報道に定評のあるThe Informationによると、審査を行うプログラムが、クック氏の申請を第三者の悪意ある「なりすまし」だと判断したそうです。

本人である可能性は低いと判断

年会費もかからず審査も緩いと評判のApple Cardだからこそ、毎年のように数十億円の報酬を手にするCEO、よりによってAppleのトップが、本名で申請してくる可能性は低いと判断したのかもしれません。
 
The Informationも、ティム・クック氏のように知名度の高い人物は、なりすまそうとする犯罪者が後を絶たないと指摘します。確かにその後のリスクを考えたとき、AppleのCEO本人よりも、無関係の人物がクック氏を騙ってApple Cardを申請したと判断するほうが合理的でしょう。
 
さすがにApple側から指摘が入ったのか、発行元のGoldman Sachsが審査拒否を覆したことで、最終的にクック氏はカードを手にできたそうです。
 
 
Source:The Information via Entrepreneur
(kihachi)

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