Appleは現地時間8月3日の業績発表において、サービス事業の有料会員数が10億人を突破したと発表しました。1年間で1億4,000万人の有料利用者を獲得しています。サービス事業は前年同期比8%の伸びを記録し、同四半期の売上高記録を更新し好調を維持しています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Apple、サービス事業の有料利用者数が10億人を突破と発表。
2. サービス事業にはApple MusicやiCloud、App Storeなどが含まれる。
3. 1年前の発表から1億4,000万人の増加。
>世界の8人に1人がAppleサービスに課金
Appleは現地時間8月3日、2023年度第3四半期(2023年4月〜6月)の業績発表において、サービス事業の有料会員数が10億人の大台を突破したと発表しました。
世界の人口が約80億人なので、世界全体で8人に1人はAppleのサービスにお金を払っている計算です。
Appleの有料会員数には、Apple MusicやiCloudのほか、App Storeのサブスクリプションなどが含まれます。
サービス部門の売上高は約212億ドル(約3兆円)で前年同期比8%増加し、第3四半期としては過去最高の記録を更新しています。
1年間で1億4,000万人を獲得
Appleは四半期業績発表の際、好調に伸び続けるサービス事業の有料会員数を発表しています。
Appleのサービス事業の有料会員数は、約1年前の2022年7月末時点で8億6,000万人と発表されていたので、この1年間で1億4,000万人の利用者を獲得した計算です。
その後、2022年度第4四半期の業績発表で9億人に達し、2023年5月の業績発表では9億7,500万人と10億人目前であることが明かされていました。
最近は金融サービスも話題に
Appleは2019年から、金融大手Goldman Sachsと提携し、2019年からApple Cardサービスを提供しています。
2023年4月に提供を開始した普通預金口座は、年利4.15%、最低預入額や口座維持手数料がないという好条件が注目され、3カ月あまりで100億ドル(約1兆4,300億円)を突破しています。
Apple Cardサービスは、アメリカでのみ提供されていますが、ティム・クック最高経営責任者(CEO)がインドの大手金融企業の幹部と会談したほか、インドの中央銀行であるインド準備銀行(RBI)とも協議したと伝えられていますが、インドへの参入は難しいのではないか、とも指摘されています。
Source:Apple, AppleInsider
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-547621/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania