Appleが、指紋認証機構を搭載するボタンにおいて超音波タッチセンシング機構を組み合わせることで、指紋認証精度を向上させる特許を米国特許商標庁(USPTO)に出願しました。
iPad Air(第5世代)やiPad mini 6のトップボタンに採用されているTouch ID内蔵トップボタンは、iPhone SE(第4世代)のサイドボタンとして採用されるとの噂があります。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Touch ID内蔵ボタンにおける、指紋認証精度向上を目的とした特許が出願された。
2. iPhone SE(第4世代)には、Touch ID内蔵サイドボタンが搭載されるとの噂がある。
3. 指紋認証精度向上のために、新たに超音波センシング機構を組み合わせる。
超音波を用いて精度向上させようとする際の課題を解決
現地時間2023年8月1日にUSPTOにおいて出願された特許は、Touch ID内蔵ボタンにおける指紋認証精度向上を目的としたものです。
本特許には、既存の指紋認証機構に超音波センシング機構を組み合わせることで、認証精度が向上すると記されています。
超音波センシング機構を組み合わて指紋認証精度を向上させる際に課題となるのは、指=指紋(下記図表4Aの406)にあたった超音波(416)が必ずしもきれいに反射(418)しないことで精度が低下する事態が生じることです。
そのため、超音波トランスデューサ(下記図表4Aの402)とセンシング層(404)の間に適切な素材(410)を用い、良好な反射波が得られるようにします。
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:Apple
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-547639/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania