株式会社理経、株式会社ACSL、VFR株式会社は、2022年5月に、ドローン操縦訓練用シミュレータ「SOTEN バーチャルトレーナー」の共同開発について発表。そしてこのたび、同システムの販売を2023年8月末より開始することを発表しました。
ACSL製国産ドローン「SOTEN」をバーチャル上で操作
PCとプロポ型コントローラ*を使用することで、実際のドローン操縦と同じユーザインターフェースと機体性能を再現し、狭いスペースでも訓練が可能。また、マニュアルモードでの操縦方法にも対応しています。
訓練モードは2つ用意。「フリーフライトモード」では自由に操縦練習を行える一方、「シナリオモード」では特に対応が必要な緊急時の状況を再現し、それに対処する練習を行うことができます。今後は、機能の拡張や免許対策などのカリキュラム追加についても積極的に検討する構えです。
* プロポ型コントローラ:ドローン操作に一般的に用いられる送信機のこと。実際の「SOTEN」標準プロポと同じ形状の送信機を使用
ドローン操縦者の訓練環境の改善へ
「SOTEN」は、制御・ボディ・通信・カメラ・プロペラ・セキュリティなど、あらゆるテクノロジーを結集し、最適化した国産の小型空撮ドローン。2021年12月の販売開始より、官公庁をはじめ企業や自治体などで活用が進んでいます。
そうした中で、「ドローンを飛ばす場所がなく、練習が十分にできない」という声や、「ドローン操縦時に非常時の操作が不安で練習したい」という要望が数多く寄せられたようです。
そこで開発されたのが「SOTEN バーチャルトレーナー」。ドローン操縦者の訓練環境を大幅に改善し、より安全で効果的な操縦練習を提供します。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000042802.html
「SOTEN バーチャルトレーナー」公式サイト:https://product.acsl.co.jp/product/post-2624/
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/215490
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口千穂