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Appleがバッテリー交換をしやすくするため防水性能を犠牲にする可能性は低め

iphone14 バッテリー
 
欧州連合(EU)の新規制により、Appleは2027年までに簡単に交換可能なバッテリーの採用を求められていますが、一昔前のスマホのように背面の蓋を外ずだけでバッテリーを取り外すことができるような状態に戻る可能性は低いことが明らかになりました。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleは2027年までに簡単に交換可能なバッテリーの採用を求められている。
2. 背面の蓋を外ずだけでバッテリーを取り外すことができる状態に戻る可能性は低い。
3. Appleが防水性を犠牲にすることはおそらくない。

モジュラーデザインは逆に故障の原因を増やすことになる?

ドイツのYouTubeチャンネルORBITのインタビューに答えたAppleでハードウェアエンジニアリング担当バイスプレジデントを務めるジョン・ターナス氏は、耐久性とメンテナンスのしやすさのバランス感について語りました。
 
Fairphoneのように、すべてのパーツを簡単に取り外せるモジュラーデザインを採用するスマホも存在しますが、同氏によればこのアプローチは故障の潜在的な原因を増やすことになるとのことです。ターナス氏は、データを使用することで、デバイスのどの部分を修理する必要があり、どの部分の耐久性をより高めるべきなのかを理解できると述べており、すべてを取り外し可能にする必要性はないとの考えを示しています。

防水性の重要性を強調

ターナス氏は、IP68の優れた防水性を発揮するiPhoneに起こった伝説的なストーリーについて頻繁に聞くことがあると述べましたが、そのためには多くのハイテク接着剤やシーリング剤の使用が不可欠であるとしています。
 
それでも、iPhone14では「ミッドボディ・アーキテクチャー」を採用することで、修理しやすさは向上していると同氏は主張しています。
 
Appleが今後数年間でバッテリー交換問題をどのように解決しようと考えているかは不透明ですが、少なくとも防水性を犠牲にすることはおそらくないと断言できそうです。
 
 
Source:Gadget Tendency
Photo:iFixit
(lexi)

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