【安くて良いもの夏ベストバイ】
軍モノを取り入れたミリタリーキャンプはちょっとハードルが高そうに見えるけど、ホントのところはどう? 防衛省広報アドバイザーを務める、タレントでありキャンプ好きのかざりさんにその楽しみ方を教えてもらおう。
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かわいらしいルックスに反して軍用車を駆り、ひとり軍幕をたててキャンプを楽しんでいるのは“恐ろしく美しい元自衛官”かざりさん。ガルパンにはまったことから日芸デザイン科卒業後、自衛官になったという異色の経歴をもつタレントだ。
病気によりやむなく除隊したが自衛隊関連の動画を発表し続け、ついに今年6月には防衛省広報アドバイザーに就任。
そんな自衛隊愛に満ちたかざりさんのキャンプはさぞ自衛隊ギアが多いかと思いきや「○○軍でそろえるべき、という方もいるのですが私の場合はこだわりなくデザインが気に入ったものを使っています。強いてこだわっていると言えるのはオリーブドラブ色かな」と言うとおり、お気に入りギアは米軍ありポーランド軍ありの多国籍。バンドックやUCOなど普通のアウトドアブランドも多い。
「好きなものに囲まれてコーヒーを飲む。この時間がキャンプの楽しみです」(かざりさん)
ミリキャンはサバイバルでも訓練ではなく、機能的でタフな軍モノを取り入れたちょっぴりゴツいキャンプスタイル。軍モノはオンリーワンの品が多く、自分らしさを演出できるのもギア好きの心をくすぐる。まずはかざりさんを参考に、色味をそろえることからはじめてもよさそうだ。
日本大学芸術学部卒業後、陸上自衛隊で勤務。任期満了で退職後、タレント・女優として活動している。2023年には防衛省広報アドバイザーに就任。特技はデザイン、絵を描くこと、モールス信号。
https://kazariproject.com
■“どこそこ軍”にこだわらず響いたモノを購入
▼軍幕はとにかく簡単にたてられるモノを!
(画像奥)
ポーランド軍「ポンチョテント」
ミリタリーショップで購入した幕は、ポンチョを2枚合わせポールをたてるオーソドックスなワンポールテント。「設営がとにかく簡単。女性ひとりでも簡単にたてられます」と絶賛。厚手コットンなので重いけれど、火の粉によるダメージが少ないので焚き火との相性よし。
▼簡単便利かつかわいい持ち運びやすい焚き火台
(画像右手前)
UCO「フラットパックグリルM」
3.5cm厚の薄型収納で持ち運びやすく、組み立て時間はわずか30秒。Mサイズなら長めの薪でも切らずに入れられる。
▼重いけど頑丈な道具入れに調理器具を収納
(画像左手前)
チェコ軍「アミニッション ウッドボックス」
弾薬箱として使われていた木製の箱。重く、ゴツいけれど雰囲気よし。調理器具を収納するほか、テーブルになるなど大活躍だ。
■今どきの機能性なんてないけどそれがイイ
スイス軍
「キャンティーンカップ」
ミリタリーショップで一目惚れしたカップ。「見た目がかわいい! 最新のカップは保温とか断熱とかがウリですが、そんな機能はありません。熱いコーヒーを飲むときは気をつけないといけないんですが、そこも魅力だと思っています」
■大好きなコーヒーを美味しくのむために保温タンブラー制作
▼表面ざらざら加工でしっかり持てる
(画像右手前)
「かざりタンブラー」
大好きなコーヒータイムに欠かせないのは、かざり野営地ロゴが入ったタンブラー。もちろん大好きなオリーブドラブ色だ。「自分のオリジナルグッズを使いたいと思い、製作。表面がざらざらしていて濡れた手でも持ちやすいですよ」
▼オリーブ色なサイトに合わせたOD缶用ジャケット
(画像奥)
grm「HIASOBI CAMPER COVER 250」
オリーブドラブ色でまとめたシックなサイトではOD缶の色が悪目立ちするが、ジャケット被せることで統一感がうまれている。
■"オンリーワン”が大好きだから米軍車両をカスタムしました
▼左ハンドルだけど小ぶりで運転しやすい
Jeep MB Type「かざり軍用車」
日本ミリタリーヴィークル協会の展示車両を見て軍用車に一目惚れ。軍ではそれぞれ車両をカスタムしていると聞き、かざりさんもデザイナー魂を発揮してカスタムしたという。「米軍車両なので左ハンドルのマニュアル車。公道を走れるよう車検を通しました」
▼バイカー人気の高いバッグをクルマに装着
「チャレンジバッグ」
かざり軍用車にくくり付けられたチャレンジバッグ。キャンバス地のヤレた質感が車体の硬さを引き立てている。
▼9mm拳銃をイメージしたオリジナルデザイン
かざりぷろじぇくと仕様「輪留め」
かざり軍用車と同時に輪留めも作成。9mm拳銃をモチーフにしたイラストなど、細部にも注目したい
■あちこちに取り付けたのはそれっぽさを演出する
「モデルガンたち」
銃の扱いに慣れているかざりさんが手がけた軍用車だけど、撮影用に取り付けているのはモデルガン。そうはいっても重機関銃は迫力満点だ。
■PXで購入自衛官時代からの相棒
「迷彩リュック」
「小ぶりだけど荷物がたくさん入るので重宝しています」というのは自衛官時代に駐屯地内にあるPX(売店)で購入した迷彩リュック。駐屯地を開放するイベントがあれば、一般人でも同等品を購入できるチャンスあり
■アウトドアブランドのタフな飯盒
「飯盒」
浅型が話題になっているが、かざりさんが3年前より使っているのはツヤツヤ塗装の飯盒。ブランド名は失念したそうだがおそらくキャプテンスタッグ製で「パッキングしやすく壊れることもなく丈夫です」
■いつもどこで軍モノを手に入れている?
ユーズド中心の軍モノはどうやって手に入れている?「必ず店舗で実物を確認してから買います。これが欲しいと狙いを定めて買いに行くより、フラッと立ち寄ったミリタリーショップで思いがけずいいものと出会うことも多いです」
※2023年7月6日発売「GoodsPress」8-9月合併号70-71ページの記事をもとに構成しています
<写真/かざりぷろじぇくと 文/大森弘恵>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/546304/
- Source:&GP
- Author:&GP