iPhone15 Proシリーズ向けA17 Bionicに搭載されるLPDDR5と比べてデータ転送速度が50%高速なSK Hynix製LPDDR5Tを、MediaTekの新しいシステム・オン・チップ(SoC)であるDimensity 9300が搭載すると、Notebookcheckが伝えました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone15 Proシリーズ向けA17 BionicのRAMは、LPDDR5になるとみられている。
2. MediaTek Dimensity 9300には、LPDDR5Tが組み合わせられるかもしれない。
3. LPDDR5Tのデータ転送速度は、LPDDR5よりも50%高速なのが確認された。
A17 BionicのRAMは、6GB LPDDR5と噂
iPhone15 Proシリーズ向けA17 Bionicには、8GBのLPDDR5Xが搭載されるとの噂もありましたが、最新情報では6GBのLPDDR5になるとみられています。
MicronはLPDDR5のデータ転送速度について、6.4Gbpsと記しています。
Dimensity 9300がLPDDR5T採用?9.6Gbpsのデータ転送速度
SK HynixはLPDDR5Tに関し、モバイル用DRAMとして最速となるデータレートを実現していると説明しています。
SK Hynixはこの度、MediaTekの次期ハイエンドSoCとLPDDR5Tの組み合わせで、データ転送速度9.6Gbpsが計測されたのを確認したと発表しました。
これは、iPhone15 Proシリーズ向けA17 BionicのLPDDR5のデータ転送速度の予測値である6.4Gbpsよりも50%高速な結果です。
MediaTekの次期ハイエンドSoCはDimensity 9300として今年末に発表、2024年にLPDDR5Tを組み合わせたAndroidスマートフォンが2024年に発売される見通しです。
Source:SK Hynix via Notebookcheck, Micron
Photo:@smartechdaily/X
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-548512/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania