【安くて良いもの夏ベストバイ】
ロボット掃除機だけではなく、普段の生活の中で活躍しているエアコンや冷蔵庫といった耐久消費財、いわゆる白物家電にもAIは搭載されている。今注目の機種を見ていこう。
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プロ家電レビュアー石井さんによると「日常生活に不可欠な、いわゆる“白物家電”の世界にもAI搭載の機種が増えてきています」という。
「例えばこちらが意識しなくても、AIが判断してくれて私たちに合わせてくれるとか、対話ができる、あるいは判断してくれるといった機能です」
つまり、日常生活を快適に送るために“人に寄り添える”機能を備えた家電たちのことだ。
AI搭載のエアコンであれば、これまでの使用履歴から住んでいる人の好みを記憶し、部屋の温・湿度を快適な範囲に合わせてくれたり、さらには人の有無を判断して、風量や風向きを調整したりしてくれるのだ。
冷蔵庫ならば庫内の在庫量を教えてくれたり、食材に適切な温度管理を行ったりするモデルも登場している。
また、両方とも自動で消費電力を抑え、節電対策する機能を備えた機種も増えている。
「中には、アプリと連動させれば、庫内にある食材からメニューを提案してくれるモデルまで出てきました。主婦目線で考えると、本当に便利になってきたと思います」
今や家事は主婦ばかりが行う時代ではない。男性も生活をラクにする視点で家電を選ぼう。
様々な家電を主婦視線で実際に使いながらレビューするための「家電ラボ」を開設しているライター&コメンテーター。多くの媒体で情報発信をしている。
■レーダーで人の動きを探知して風を吹き分ける
東芝
「大清快 K-DRシリーズ」(実勢価格:23万円前後 ※6畳用)
ボタンひと押しでリアルタイムに状況を判断。使用者が快適に感じる温度や風量などで自動運転してくれるのですごく便利です(石井さん)
冷暖房・除湿だけでなく空気清浄機能も備え、汚れを見張って自動で制御。また、搭載しているレーダーで人の動きを探知して近い人に風を当てる、または避ける気流の制御が可能。夏なら日中は通常運転、気温が下がる夕方から夜にかけては自動的にパワー控えめで運転する。エアフィルター掃除は外さずに付属のノズルを掃除機にセッ
トして吸い込むだけ。
■COCORO HOMEと連動してAIoTでラクラク家事を実現
シャープ
「プラズマクラスター 冷蔵庫 SJ-GK50K」(実勢価格:32万円前後)
同社のほかの家電も連携していますが、スマホでココロホームにアクセスすると、冷蔵庫と対話しながらメニューを提案してくれる機能などがAIの先端です(石井さん)
奥行きが薄型で大容量を誇る、同社冷蔵庫のフラッグシップモデル。各性能が高いのはもちろん、スタイリッシュなデザインがキッチンにスッキリと馴染む。最大で約25%節電できる省エネ機能も採用し、環境にも配慮している。
■スマホとの連動で食材管理や調理を賢くサポート
パナソニック
「『はやうま冷凍』搭載冷蔵庫 NR-F519MEX」(実勢価格:29万7000円前後)
自動で最適な保存状態にできる機能も良いですが、スマホ連携でセンサーが生活リズムに合わせて省エネ運転する「AIエコナビ」が、非常に優れています(石井さん)
肉や魚を長持ちさせるなら「微凍結パーシャル」、美味しく急凍結させたいなら「はやうま冷凍」と生活スタイルに合わせて保存方法が選べる。操作は、クイックボタンと庫内の操作パネル、スマホと連携させた「Cool Pantry」アプリで行える。
※2023年7月6日発売「GoodsPress」8-9月合併号26-27ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/松尾直俊>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/548575/
- Source:&GP
- Author:&GP