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Qualcomm、Snapdragon 8 Gen 4全数をSamsungに発注か

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Qualcommは、2024年後半に発表、2024年から2025年にかけて搭載品が出荷開始される見通しのシステムオンチップ(SoC)、Snapdragon 8 Gen 4の全数の生産を、Samsungに発注するとの噂が浮上しました。

Snapdragon 8 Gen 4の全数をSamsungが生産?

これまでSnapdragon 8 Gen 4は、TSMCの改良型3ナノメートル(nm)プロセス「N3E」で生産されると言われていました。
 
しかしリーカーのConnor氏(@OreXda)がX(旧Twitter)に、「Galaxy用のSnapdragon 8 Gen 4はSamsung Foundryで生産される」と投稿しました。
 
これは韓国の情報サイトcoolenjoy.netに掲載された、ミンチー・クオ氏の発言に基づくもので、記事には、QualcommはTSMCとSamsungの両社にSnapdragon 8 Gen 4を発注、Galaxy用のみをSamsungが生産すると記されています。
 
しかしこの投稿に対し別のリーカーであるMapple_gold氏(@MappleGold)は「Snapdragon 8 Gen 4のすべてのバージョンがSamsung Foundryを使用する」と投稿しました。つまりSnapdragon 8 Gen 4のすべてが、Samsungによって生産されるということです。
 

3nmプロセスの歩留まり率はSamsungがTSMCを上回る

Mapple_gold氏はこの理由のひとつとして、3nmプロセスの歩留まり率が、TSMCよりもSamsungのほうが高いことを挙げています。
 
歩留まり率については7月中頃に、TSMCの3nmプロセスの歩留まりが約55%であるのに対し、Samsungの3nmプロセスの歩留まり率は約60%で、SamsungがTSMCを上回っているとの報道がありました。

TSMCの3nmプロセスはAppleでキャパ一杯

またTSMCの3nmプロセスの生産ラインがAppleシリコンの生産で占められているため、Snapdragon 8 Gen 4を3nmプロセスで生産するのであれば、Samsungに発注するしかないという事情もあるようです。
 
Mapple_gold氏は「TSMCの3nmプロセスの歩留まりが1年で改善され、Samsungを上回るようになれば話は変わるかも知れない。現時点では不確かな要素が多すぎる。ただしTSMCのキャパシティは常にAppleでいっぱいだ」と述べています。

 
 
Source:
Mapple_gold/X
via Notebookcheck, SamMobile
Photo:Wccftech
(lunatic)

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