Qualcommは、2024年後半に発表、2024年から2025年にかけて搭載品が出荷開始される見通しのシステムオンチップ(SoC)、Snapdragon 8 Gen 4の全数の生産を、Samsungに発注するとの噂が浮上しました。
Snapdragon 8 Gen 4の全数をSamsungが生産?
これまでSnapdragon 8 Gen 4は、TSMCの改良型3ナノメートル(nm)プロセス「N3E」で生産されると言われていました。
しかしリーカーのConnor氏(@OreXda)がX(旧Twitter)に、「Galaxy用のSnapdragon 8 Gen 4はSamsung Foundryで生産される」と投稿しました。
これは韓国の情報サイトcoolenjoy.netに掲載された、ミンチー・クオ氏の発言に基づくもので、記事には、QualcommはTSMCとSamsungの両社にSnapdragon 8 Gen 4を発注、Galaxy用のみをSamsungが生産すると記されています。
しかしこの投稿に対し別のリーカーであるMapple_gold氏(@MappleGold)は「Snapdragon 8 Gen 4のすべてのバージョンがSamsung Foundryを使用する」と投稿しました。つまりSnapdragon 8 Gen 4のすべてが、Samsungによって生産されるということです。
All variants of 8 gen 4 will use SF
— Mapple_gold (@MappleGold) August 13, 2023
3nmプロセスの歩留まり率はSamsungがTSMCを上回る
Mapple_gold氏はこの理由のひとつとして、3nmプロセスの歩留まり率が、TSMCよりもSamsungのほうが高いことを挙げています。
歩留まり率については7月中頃に、TSMCの3nmプロセスの歩留まりが約55%であるのに対し、Samsungの3nmプロセスの歩留まり率は約60%で、SamsungがTSMCを上回っているとの報道がありました。
TSMCの3nmプロセスはAppleでキャパ一杯
またTSMCの3nmプロセスの生産ラインがAppleシリコンの生産で占められているため、Snapdragon 8 Gen 4を3nmプロセスで生産するのであれば、Samsungに発注するしかないという事情もあるようです。
Mapple_gold氏は「TSMCの3nmプロセスの歩留まりが1年で改善され、Samsungを上回るようになれば話は変わるかも知れない。現時点では不確かな要素が多すぎる。ただしTSMCのキャパシティは常にAppleでいっぱいだ」と述べています。
Source:
Mapple_gold/X via Notebookcheck, SamMobile
Photo:Wccftech
(lunatic)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania