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M1チップ搭載Mac miniのストレージアップグレードは可能〜ただし難易度は高め

m1 mac mini
 
一般的にはあまり行われない、M1チップ搭載Mac miniストレージのアップグレードにYouTuberが挑戦しました。無事256GBから2TBへと換装することができたようですが、専門知識が必要になり、おすすめはしないようです。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. M1チップ搭載Mac miniのストレージのアップグレードにがYouTuberが挑戦した。
2. 無事256GBから2TBへと換装することができた。
3. 専門知識が必要になり、おすすめはしないようだ。

筐体を分解するのは比較的簡単

M1チップ搭載Mac miniは、これまでのモデルと異なりストレージがはんだ付けされているため、ネジを外すだけで簡単にアップグレードというわけには行きません
 
これまでにもさまざまなApple製品の過酷な改造を行ってきたYouTuberのルーク・ミアーニ氏は、コンピュータに関してより深い知識のある@dosdude1氏のサポートを受け、この難行にチャレンジしました。
 
最初の段階である筐体の分解は比較的簡単で、13本のネジの取り外し、プラスチックやその他のコンポーネントを剥がすだけです。

専門的になっていく換装プロセス

最初の障害は、既存のチップの下にあるアンダーフィル層を取り除くことです。アンダーフィル層とは、チップの下に注入され、時間とともに固まる材料のことです。
 
これを処理するだけでも十分困難ですが、加えてチップの抵抗器も埋め込まれているため、チップを削ったり持ち上げたりするための特殊な工具を使い部品に熱風を浴びせて、分離する必要があります。
 

Appleの管理ツールソフトウェアが必要に

新しいNANDチップはステンシルを使ってさらに熱を加えながら再度はんだ付けを行いますが、取り付けた後にAppleが提供するApple Configurator 2という特殊なソフトウェアを使用し、復元作業を行う必要があります。
 
最終的な感想として、ミアーニ氏はMac miniのストレージのアップグレードは可能であると述べながらも、「スクリュードライバーさえあればよかった昔よりもはるかに難易度が上がっている」と、おすすめはしないようです。
 
通常であれば256GBから2TBのストレージアップグレードは800ドル(約11万6,000円)かかるところ、100ドル(約1万4,500円)で済んだのは大きいと言えますが、専用機材と知識が必要になってくるため、敷居はかなり高そうです。
 
 
Source:Luke Miani/YouTube via AppleInsider
(lexi)

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