M1 Proチップを搭載した14インチMacBook Pro(2021年発売)を分解したテック系YouTuberのヒュー・ジェフリーズ氏が、Appleはサードパーティーのディスプレイに交換できない仕組みにしているのではないかと、指摘しています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. まったく同じ14インチM1 Pro搭載MacBook Pro同士でディスプレイを交換する実験を行った。
2. 同じディスプレイのはずなのに一部バックライトが消える問題が発生。
3. サードパーティー製ディスプレイに交換させないための仕組みである可能性。
YouTuberが全く同じ2台のMacBook Proを分解
ジェフリーズ氏は今回の実験にあたり、M1 Proプロセッサ、16GBのRAM、1TBのSSDを搭載した、2台の14インチMacBook Proを用意しました。
2台はまったく同じモデルのため、ストック・キーピング・ユニット(SKU)も同一です。
ディスプレイを交換したら問題が発生
ジェフリーズ氏は2台の14インチM1 Pro搭載MacBook Proを分解、ディスプレイを入れ替えて、元通りに組み立てました。つまり2台の14インチM1 Pro搭載MacBook Proは、単にディスプレイのみが交換された状態で、ほかは元のままです。
ところが元通りに組み立てた14インチM1 Pro搭載MacBook Proの2台のうち1台で、問題が発生しました。突然LEDバックライトの一部がつかなくなってしまったのです。
ディスプレイとマザーボードが紐付けられている可能性
ジェフリーズ氏は最初、ディスプレイコネクターに問題が発生したのではないかと考えました。しかしもう1台の14インチM1 Pro搭載MacBook Proのディスプレイについても、まったく同じ場所(上部のノッチの横部分)が消えていることに気づきます。
そこで再度分解、ディスプレイをもとに戻すと、元通りに表示されるようになりました。
こうした事実からジェフリーズ氏は、Appleは14インチM1 Pro搭載MacBook Proにおいて、オリジナルのディスプレイとマザーボードを紐づけており、サードパーティー製のディスプレイに交換できないようにしているのではないかと推測しています。
Appleは2022年より、アメリカや欧州でセルフサービス修理プログラムを提供しており、4インチM1 Pro搭載MacBook Proもセルフサービス修理の対象となっています。
つまり自分でディスプレイ交換がしたければ、Appleのセルフサービス修理プログラムを利用せざるを得ない、ということかも知れません。交換する際に、おそらくソフトウェアで、新たなディスプレイとマザーボードが紐付けられると推測されます。
Source:YouTube via Notebookcheck
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-548827/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania