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「X」でブロック機能が廃止へ〜App Storeガイドラインに反する可能性が指摘

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これまでTwitterとして知られていたソーシャルメディア「X」で、ブロック機能を廃止するとイーロン・マスク氏が発表しましたが、この行為はiOSアプリでは認められないと主張する意見があります。実際問題、App Storeガイドラインがブロック機能廃止の障壁となることはあるのでしょうか。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. イーロン・マスク氏が「X」でブロック機能を廃止すると発表した。
2. この行為はiOSアプリでは認められないと主張する意見がある。
3. App Storeガイドラインを熟読すると、どうやら問題はないようだ。

サービスの利用者が有害なユーザーをブロックする機能の実装は義務化されていない

Twitterがマスク氏によって買収されてからというもの、ツイートの代わりに「ポスト」の導入など、半ば独断的な仕様変更が行われてきましたが、今回新たにブロック機能の廃止が持ち上がってきました。
 
しかしながら、このブロック機能を取り払うという行為は、App Storeガイドライン「1.2 ユーザー生成コンテンツ」の3番目の「不適切な言動を行うユーザーをブロックする機能」を備えていなければならないという項目に反するとの意見が投稿されています。
 


 
しかしながら、この項目はサービスをホストする側、すなわちアプリ運営者がユーザーをブロックすることを指しており、サービスの利用者が他のユーザーをブロックする能力のことではない、と米メディアAppleInsiderは述べています。
 
加えて、ミュート機能とユーザーからのダイレクトメッセージのブロック機能の組み合わせは、ガイドライン1.2の3番目の項目の基準を満たしていると言えるとのことです。
 
したがって、マスク氏が「X」ユーザーのブロック機能の実装を推し進める意思がある場合、誰もそれを止めることはできない可能性が高いようです。
 
 
Source:AppleInsider, Apple
(lexi)

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