暑さが落ち着いてきたら自転車に乗るのが気持ちいい季節。輪行(りんこう)や車載で自転車を目的地まで持ち運んで、紅葉のキレイな山道をサイクリングしたり、旅先でぶらぶらとポタリングしたりというのも自転車の楽しみ方のひとつです。そこで今回は、輪行や車載に最適な折りたたみ自転車を紹介します。
英国生まれの自転車ブランド・Harry Quinn(ハリークイン)から、16インチタイヤで世界最軽量クラスの折りたたみ自転車「Harry Quinn Limit5」(17万6000円)と「Harry Quinn Limit6」(18万7000円)の2モデルが10月に発売されます。どちらも、女性でも軽々と持ち上げられるほど軽く、コンパクトに折りたためるため、気軽に輪行や車載サイクリングを楽しむことができます。
2つのモデルの大きな違いは、「Harry Quinn Limit5」が変速機のないシングルスピード(ギア比は前47T、後9T)なのに対し、「Harry Quinn Limit6」は3段変速を搭載しているところ。それに伴い重量(ペダル、スタンド含まず)も「Limit5」が約5.98kg、「Limit6」は約6.82kgとなっています。
驚異的な車体の軽さの秘密はハイブリッドな素材の組み合わせにあり、パーツごとに軽量かつ高い強度を誇る4つの金属と2つの繊維素材が使分けられています。たとえば、フレームには強度を高めるために熱処理が施されたA6061アルミ素材が使われており、そのジョイントピンにはチタンを採用。フロントフォークは高い振動吸収性と強度を兼ね備えた、UD(ユニディクショナル)カーボンを使ったフルカーボン製です。
また、軽量化は細部にまで施されており、クロム硬化技術によって耐摩耗性を高めたチェーンはプレートを肉抜き加工し、ジョイントピンに中空ピンを採用した超軽量仕様。ブレーキアウターケーブルは引っ張り強度にすぐれ、高弾性を持つ、人工繊維のケブラーを使ったライナーを入れることにより軽量化。タイヤチューブには耐パンク性が高く、重さわずか約20gというTPU(熱可塑性ポリウレタンエラストマー)インナーチューブを採用しています。
なお、中空軸のカートリッジ式ボトムブラケット(BB)は車体モデルによって素材が異なり、「Limit5」はチタン軸でカーボンボディ、「Limit6」はクロモリ軸でスチールボディのBBを搭載しています。
「Limit5」と「Limit6」の違いは、変速機の有無やBBの素材以外にも。
「Limit6」は、鍛造式高さ調整機能付きハンドルステムを搭載しているため、自分のライドの姿勢に合わせてハンドルの高さを調整することが可能です。
難しい手順がなく、10秒ちょっとで簡単に折りたたみができるのもこの自転車の魅力。輪行や車載などの持ち運びが楽なだけでなく、コンパクトになるため屋内に収納する際も幅をとることはなし。ハンドルやフレームなどの折りたたみ部分には、勝手に折りたたまれないよう二重ロックが付いているため安心です。
階段もヒョイっと軽々担いで上れる超軽量な折りたたみ自転車は、輪行や車載などの持ち運びも楽なので、旅先を自分の自転車で散策したいという人にオススメ。10月発売予定です。
>> GIC BIKE「Harry Quinn Limit Series」
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/550046/
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