2020年大統領選の結果を覆そうとした罪で、現在起訴されているドナルド・トランプ前大統領への金銭的支援を呼びかけるWebサイト「Patriot Legal Defense Fund」がこの週末にハッキングされ、トップのタイトル画像を始め、トップページの文章が全面的に書き換えられていることがわかりました。
日本時間で2023年8月21日午前11時10分現在も、サイトはハッキングされたままとなっています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. トランプ前大統領を資金面で支援するサイトがハッキングされた。
2. 8月21日午前11時10分現在もハッキングされたままの状態が続く。
3. トップ画像や文面が全面的に書き換えられている。
裁判費用に政治資金を充てているトランプ氏
トランプ氏は、今年3月には不倫相手に対する口止め料支払いに関する記録の改ざん、6月には政府の機密文書を持ち出した疑い、そして8月には2021年の連邦議会選挙事件に関与した疑いで起訴されました。
こうした相次ぐ訴訟のための費用がかさみ、出馬を表明している2024年大統領選のために集めた政治資金を、これらの訴訟に充てていることが判明しています。ワシントン・ポストによれば、2023年上半期に計5400万ドル(約77億円)集めたのに対し、その7割に相当する4000万ドル(同57億円)を弁護士費用などに使っているとのことです。
画像は差し替えられ、文面もトランプ氏を批判する内容へと変更
「Patriot Legal Defense Fund」は、資金面でトランプ氏を支援する目的で設置されたもので、サイト上で寄付を募っています。
サイトがハッキングされる前のトップページのロゴは下の画像のとおりですが、ハッキング後はトップ画像のように変更されています。
文面もハッキング後は、トランプ氏を批判する内容へと全面的に書き換えられ、トランプ氏に寄付をしないよう警告するとともに、アメリカ自由人権協会(ACLU)を組む別の団体への寄付を呼びかけています。
Source:Gizmodo,Patriot Legal Defense Fund,日本経済新聞
(lunatic)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania