地震などの被災時に意外と忘れがちなのが、棚やタンスが倒れることで、床に食器や窓ガラスの破片、釘などが散乱する状況になりがちなこと。いざ避難しようと思っても、足元をケガしてしまうおそれは十分にあります。
とはいえ避難用の靴を枕元に常備する対策も、あまり現実的ではありません。そこでスリッパの老舗メーカー・オクムラが開発したのが「防活スリッパ」(3300円)。日常的な室内スリッパとして使用でき、安全靴と同等の踏み抜き防止性能があるため、万が一の際にも安全に避難できます。
本製品が被災時に役立つポイントは大きく6つあります。1つ目はインソールに耐踏み抜き性のある芯材を2枚重ねて使用していること。これにより、安全靴の耐踏み抜き性基準である「JIS T 8101」基準に合格しているため、地震直後のガラスや陶器の破片、釘などが散乱した床でも安全に非難が可能です。
2つ目はスリッパの履き口に蓄光テープが付いていること。蛍光灯などの光を吸収し、暗闇で発光する蓄光テープのため、被災時の暗闇野中でも探しやすくなっています。日常でも夜間のトイレへの移動時に便利です。
3つ目は左右に分かれたデザインではないため、どちらの足でも履けること。被災で気が動転してあわてていても、左右を気にしなくて済むためすばやく履いて避難できます。非常時に割と便利なポイントです。
4つ目は履き方を通常時と被災時で変更可能なこと。通常時は脱ぎ履きしやすいようにかかとを踏んだ状態で利用し、非常時にはかかとを掛けるという使い分けができます。被災時にかかとを掛けておくことで、スリッパ内にガラスの破片など危険物が侵入することを防ぎます。
5つ目はかかとのリブ素材および内側の滑り止めテープ。これによりスリッパが足からずれ落ちにくくなっており安心です。
6つ目は滑りにくい底面。滑りにくいポリウレタン生地を採用しており、避難時だけでなく普段使いでのリスクも軽減されています。
また、インソールは4層構造になっており、耐踏み抜き芯材2枚のほか、吸湿消臭効果のある特殊なシート(シリカクリン)とクッション材も採用。そのため、ニオイやムレが気になりにくく歩きやすさも考慮されています。さらに、レザーのような風合いや高級感を持ち合わせているので、普段使いしやすいところもポイントです。
サイズはM、Lの2種類から選ぶことができ、Mがレッドとイエロー、Lがネイビーとブラックの全4色展開です。普段から意識せずに防災対策ができるスリッパで、万が一の事態に備えておきましょう。防災のセレクトショップ・セイショップにて販売中です。
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<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/550403/
- Source:&GP
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