リモートワークの普及により、チャットツールやオンライン会議ツールなどを使う機会が増えている昨今。
テキストや映像でコミュニケーションを図れるものの、チャットやビデオ通話だけでは「1日の中で仲間の顔が見える場面が少なく、孤独感がある」「対面のときよりも気軽に声をかけにくい」などの課題があります。
今回は、こうしたリモートワークで生じるコミュニケーション不足を解消するバーチャルオフィスツールを3つ紹介します。
オフィスでの“いつもの顔ぶれ”を再現する「LIVEWORK」
リモートワークでは移動の手間やコストがかからない一方で、「働く仲間の顔が見えないから一体感が足りない」「誰とも話さない日は孤独を感じる」「人間関係を構築する機会がない」など、コミュニケーション不足による弊害が生まれています。
同ツールでは、PCカメラで自動撮影された写真を一定間隔で共有。オフィスの自席から見える「いつもの顔ぶれ・光景」を再現し、臨場感&一体感を提供します(プライバシー重視のカメラレスの運用も可能)。
ワンクリックで希望の相手と音声通話することも可能。在席中、離席中、オンライン、オフラインなど、PCカメラによる顔検出を使った在席状態の自動判定ができるので、声をかけるタイミングをつかみやすいでしょう。
プロフィールやスキルなどパーソナルな情報をタグ付けし、メンバーの人柄や個性・特性などを可視化することで、コミュニケーションを活性化し、チームコラボレーションによる生産性の向上を図ります。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000083214.html
「LIVEWORK」公式サイト:https://livework.livelynx.co.jp/
アバターを近づけるだけで雑談ができる「MetaLife」
株式会社 学研ホールディングスの子会社である株式会社ベンドが提供するメタバース空間「MetaLife」のバーチャルオフィスなら、「ちょっといいですか?」をオンラインでも実現します。
MetaLifeのバーチャルオフィスでは、アバターを近づけるだけで音声・ビデオ通話が可能。テレワークでもちょっとした雑談が生まれます。
近づいたアバターの声は聞こえますが、遠くにいるアバターの声は聞こえないため、実際のオフィスで話しているような感覚でコミュニケーションを取ることができるでしょう。
空間内には鍵付き会議室や宴会場が用意されており、WEBミーティングの開催はもちろん、 オンラインゲームや宴会も実施可能。机や掲示板の配置を変更して、チームに合った空間を自由にカスタマイズすることもできます。
参考元①:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005247.000002535.html
参考元②:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000121749.html
「MetaLife」公式サイト:https://metalife.co.jp/
コミュニケーション量に応じて通貨を獲得「Viket Town」
同ツールでは、異世界空間にアバターを転送することで冒険(仕事)がスタート。異世界には、水中、宇宙、天空、地下をはじめとした都市があり、従業員は非日常感を感じながらワクワクする毎日を始められます。
異世界空間には、空間内で使える通貨(ビケ)が存在します。アバター同士のコミュニケーション量・行動量に応じて通貨を獲得できる仕組みとなっており、積極的なコミュニケーションによりチーム力の向上が期待できます。
なお、ビケはアバターショップにて服装、装飾、新アイテムと交換することが可能。ビケやアイテムを仲間同士で交換することで、仲間同士での助け合いが促進されます。
従業員一人ひとりに用意されたマイページではビケだけでなく、コメントや勤怠情報(休憩時間・残業時間など)を管理することが可能。従業員は工数管理や自己マネジメントに、管理者は従業員の心身の健康管理に役立てられるでしょう。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000593.000021126.html
「Viket Town」公式サイト:https://viket-town.com/
アバターを介してのチャット機能やビデオ通話機能、ステータス表示などで、従業員同士の気軽なコミュニケーションを促進するバーチャルオフィスツール。従業員の不安の解消や、チームワークの向上につなげられそうです。
(文・Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/218033
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:はるか礒部