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Google Pixel 8aのベンチマークスコアが発見〜低動作周波数版SoCを搭載

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Google Pixel 8aのGeekbench 5ベンチマークスコアが発見されました。発見されたGeekbench 5ベンチマークスコアから、Google Pixel 8aには低動作周波数版のTensor G3が搭載されていることが明らかになりました。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Tensor G3を搭載する、Google Pixel 8aのベンチマークスコアが見つかった。
2. 確認されたTensor G3の動作周波数は、Google Pixel 8シリーズ向けと噂されるものより低い。
3. iPad mini 6用A15 Bionicのように、動作周波数が規定に達しないものを低動作周波数版として選別しているのかもしれない。

Tensor G3とTensor G2を比較

開発段階での試作機だからそうなのか不明ですが、Google Pixel 8a(コードネーム:Akita)には低動作周波数版のTensor G3が搭載されていることが確認されました。
 
Google Pixel 8とPixel 8 Proに搭載されるTensor G3の動作周波数は、超高性能コアが3.09GHz、高性能コアが2.65GHz、高効率コアが2.10GHzになると噂されています。
 
それに対して今回発見されたGoogle Pixel 8aに搭載されたTensor G3の動作周波数は、超高性能コアが2.91GHz、高性能コアが2.37GHz、高効率コアが1.70GHz、RAM容量が8GB、GPUはMali G715です。
 
Google Pixel 8aのGeekbench 5ベンチマークスコアは、シングルコアが1,218、マルチコアが3,175でした。
 
Tensor G2を搭載するGoogle Pixel 7 ProのGeekbench 5ベンチマークスコアは、シングルコアが1,043、マルチコアが3,084でしたので、シングルコアスコアが明らかに向上しています。

Appleが行ったA15 Bionicの選別と同じ施策を実施か

iPad mini 6に搭載されているA15 Bionicは、iPhone13シリーズ向けのものより動作周波数が低いと指摘されています。
 
その理由として、iPhone13シリーズ向けとして規定の動作周波数に達しないものをiPad mini 6用に活用することで、廃棄品を減らし相対的に歩留まり率を向上させていると考えられます。
 
Tensor G3において、GoogleはAppleと同様の施策を行うのかもしれません。
 

 
 
Source:Google Akita/Geekbench 5 Score, Google Pixel 7 Pro/Geekbench 5 Score via MySmartPrice
(FT729)

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