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Foxconn創業者のテリー・ゴウ氏、1月の台湾総統選に出馬表明

テリー・ゴウ
 
Appleサプライチェーンの要とも言える台湾Foxconnの創業者のテリー・ゴウ氏が、来年1月に行われる台湾の総統選に無所属で出馬すると表明しました。同氏は自身の立ち位置を示す声明の中で、Appleに関しても若干触れています。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Foxconn創業者のゴウ氏が、来年1月に行われる台湾の総統選に無所属で出馬すると表明。
2. ゴウ氏は出馬表明のコメントの中でAppleについても触れている。
3. 中国による台湾への侵攻が憂慮される昨今だが、同氏は北京から圧力を受ける可能性は低いと見ているようだ。

中国の脅しには屈しない

Foxconn創業者のゴウ氏は、2019年にすでに第一線から退いており、そのときにも総統選に立候補しましたが、当時野党・国民党の候補指名を獲得することは叶いませんでした。
 
今年も再びゴウ氏は国民党の候補指名を目指して立候補しましたが、別の候補が選出されてしまったため、無所属での出馬を決めたようです。
 
中国による台湾への侵攻が憂慮される昨今ですが、同氏は自身が北京から圧力を受ける可能性は低いと述べています。
 
「もし中国がFoxconnの資産を没収すれば、世界の主要な年金基金の利益が損なわれ、投資する外国人投資家はいなくなるだろう」
 
また、政治的な圧力による生産停止はApple、Tesla、Amazon、NvidiaなどのFoxconnの主要顧客のサプライチェーンを混乱させることになるため、中国当局は世界に状況説明を行わなくてはならなくなる、ともゴウ氏は述べています。
 
同氏は「中国の脅しには屈しない」と断言しており、もし中国が攻撃した暁には自身の資産を投げ売って対応にあたると約束しています。
 
 
Source:Reuters, Bloomberg
Photo:江博云/Wikimedia Commons
(lexi)

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